トルコリラが昨日からまた下げ始めましたね・・・。
トルコリラのチャート (1/26)
29 円前半ゾーンに近づいてきましたね・・・。
落ち方が綺麗すぎて怖いです。
トルコリラが落ち続ける背景
「投機筋が為替レートを武器にしてトルコ国家転覆をはかっている」として、国民運動として外貨を売って投機筋に対抗することを呼び掛けている。
首相が私財をトルコリラに換金して「俺もやったから国民のみんなもやりなよ!」という話は有名?ですが、理由付けとして国家転覆を挙げたのですね (笑
さすがに投機筋だけでは、1 国を国家転覆は無理なのでは・・・。
エルドアン大統領は「投機筋」を批判しているが、マーケットではトルコがインフレをコントロールできないとの不安が広がっていることが、通貨に対する信認低下を促しているのである。つまり、リラ安の犯人は「エルドアン大統領」とその意向に逆らえない「中央銀行」とマーケットはみているのである。
なるほど、中央銀行というと自国の日本銀行をを基準に考えていましたが、トルコの中央銀行は中立性がないわけですね。
こういう状況の場合、金利をあげて通貨買支えするべきところだと思うのですが、
エルドアン大統領をはじめとする政府は景気対策のため、逆に中央銀行に対しては利下げを要求しているとか・・・。支持率アップのためですかね。
中央銀行に中立性がない国ってだいぶ危ないと思うのですが、このままだと今週の格付けも暗雲立ち込めてきますね。
どうなる、トルコ!?