強さランキング
EX
キメラ、僧正、テスカトポリカ、娘々、ヌアダ、ネフテュス、プロセルピナ、忘れられた神
SS+
SS
SS-
S+
S
S-
A+
A
A-
B+
インデックス(自動書記)、ウレアパディー(ブラフマーアストラ)、キャーリサ(カーテナオリジナル)、パンタグルエル
B
一方通行、傾国の女、キャーリサ(カーテナ欠片)、後方のアックア、前方のヴェント(天罰)、騎士団長(カーテナ)、恋査#029(黒翼)
B-
垣根帝督、神裂火織、シルビア、削板軍覇、騎士団長、バードウェイ、フレイヤ、フロイライン、ブリュンヒルド(グングニル)、投擲の槌トール(雷神)
C+
ウレアパディー(シヴァアストラ)、エツァリ、女魔術師(ヴィーダルの靴)、窮奇、木原唯一、 左方のテッラ、サンドリヨン、少女(赤い洪水)、前方のヴェント(女王艦隊)、テクパトル、饕餮、ワシリーサ
C
オリアナ、木原幻生、柊元響季(プラシーボ)、暮亞、去鳴、木原病理、黒夜海鳥(サイボーグ)、食蜂操祈、ステイル、マーク、御坂美琴、麦野沈利、結標淡希
C-
エーラソーン、Equ.Darkmatter、車輪の大蛇、ビアージオ、ファイブオーバーOSMO、ファイブオーバーRG、柊元響季、リチャード
D+
相園美央、天草式(相互強化)、ヴィース、幻想猛獣、シェリー、シャットアウラ(機動メカ)、建宮斎字、騎士(カーテナ)、ベイロープ、マリアン、レアシック、闇咲逢魔
D
木山春生、駆動鎧、自動人形、シルバークロース、騎士、土御門元春、テオドシア
D-
アウレオルス=ダミー、五和、カリーチェ、絹旗最愛、黒夜海鳥、駒場利徳、サローニャ、シャットアウラ、白井黒子、ステファニー、ナル、フロリス、番外個体、メアリエ、レッサー
E+
アニェーゼ、天草式メンバー、雲川芹亜、警策看取、サーシャ、ジェーン、ショチトル、清ヶ、トチトリ、マリーベート、扶桑彩愛、ルチア
E
アニェーゼ部隊、海原光貴、近江手裏、雲川鞠亜、妹達、杉谷、手塩恵未、服部半蔵、フレイス、フレンダ、ヤっくん、弓箭猟虎
E-
アンジェレネ、切斑芽美、釧路帷子、サフリー、査楽、浜面仕上、心理定規、黄泉川愛穂、婚后光子
F+
泡浮万彬、郭、湾内絹保
F
丘原燎多、黒妻綿流、固法美偉、実生好子
引用元: https://medaka.5ch.net/test/read.cgi/csaloon/1494125542/
キャラクター紹介
EX
僧正
http://r-s.sakura.ne.jp/w/i_m.htm
真の『グレムリン』に所属する『魔神』の一柱。
枯れた古木のように固められた皺の数々と、そんな痩せこけた体を覆い隠し、輪郭を膨らませる紫の法衣に彩られた高僧。
杖のように地を突く剣や法衣の上に重ねた絡子のギラギラとした黄金はしたたる欲を感じさせる。
即身仏、つまり自らの意思でもって餓死する事により、人の身が六道を超えて僅か一代で仏に成ることを目指した果ての形。
即身仏として完成したにも関わらず、当時の政治的圧力によって仏と認められず、仏への道を閉ざされた代わりに魔神と化した。
その能力は「生きたまま地下の暗室に籠り、自らの意志で餓死した」即身仏であることから「土」を起点としており、
巨大な泥の腕でビルを引っこ抜いたり、上条が地面に足をついただけでその位置を察知したりできる。
娘々
http://r-s.sakura.ne.jp/w/i_m.htm
真の『グレムリン』に所属する『魔神』の一柱。
丈の短い白のチャイナドレスと、やたらとぶかぶかの両袖、衣服の白を通り越して完全に青ざめた顔色が特徴の少女。
頭には帽子を被り、額に特異な符を貼っている。その衣服や魔術基板の正体は、古代中国由来の尸解仙。
指先を武具に変える宝貝(パオペイ)という術式を使う。
学園都市を破壊し尽そうとするが、突如として現れた上里翔流の理想送りにより『新天地』へと追放されてしまった。
ネフテュス
http://r-s.sakura.ne.jp/w/i_m.htm
真の『グレムリン』に所属する『魔神』の一柱。
長い銀髪と褐色の肌を持ち、裸身を包帯で覆った麗人。本来は緑色と思われる両瞳は気まぐれに変色する。
目の下の涙的型タトゥーはオシリス神死去に際して落涙したという伝承に由来する。
その正体は王の副葬品としてピラミッドに埋められた数千万にも及ぶ召使い達の集合体。
『泣き女』の由来を持つためか、ちょっとした感動エピソードとかですぐ泣く。
「数千数万の集合体」であるネフテュスは、『個』としての力を徹底的に削がれた仲間達とは違って、元から自分の力を切り離して、切り分けて、切り落として、切り替えて扱うことに特化していた。
SS+
オティヌス
http://r-s.sakura.ne.jp/w/i_m.htm
『グレムリン』の主要構成員。リーダー格を務める魔術師であり、魔神。
右目を眼帯で覆っている隻眼で、毛皮のコートの中に黒の革の装束を着ており、鍔広の帽子を被っている見た目13~14くらいの少女。
元々オティヌスは各種史料で述べられる「主神オーディン」まさにその人であるという。
新約9巻での世界改変以前にも、彼女は好き勝手に世界を作り替えていた。
しかしある時、自分が手を加える前の「元の世界」のフィルターを思い出せなくなる。
試行錯誤の結果、「元の世界とほぼ完璧に同じ」世界を創り上げるものの、完璧すぎる魔神の彼女は (おそらく人の目では区別が付かないだろう「ほぼ完璧」な世界にすら)どこか違和感を覚えてしまった。
仕方なく「ほぼ完璧」な世界で妥協した彼女はその魔神としての力も放棄して暮らしていたが、 やがて違和感に耐えられなくなり、今度こそ「完璧」に世界を元に戻すため魔神の力を取り戻そうとした。
SS
エイワス
http://r-s.sakura.ne.jp/w/i_m.htm
かつてアレイスター=クロウリーに必要な知識を必要な分だけ授けた者。
その正体は全ての位相を取り除いた 『純粋な物理法則の世界』における天使 。
故にあらゆる神話、伝承に属さない存在。その力は非常に強大であり、不完全な顕現でもオティヌス以上、理論値では完全な魔神クラスはあるらしい。
新約19巻では現世にコロンゾンが介入しようとしていることを探知するとミナを庇うかのように現出。
新たな魔導書に彼女を移し、学園都市に避難させた後にコロンゾンと宇宙空間で激戦を広げ、リリスをアレイスターの元へ送り届けた事を告げた後はコロンゾンが地球に戻ったときに相対性理論を利用し新たな天地に送られる事を見越し、わざと敗北。
コロンゾンの討伐を「しあわせになるための努力」をする現世に生きる人間達に託し、上位次元から俯瞰する事に徹する。
コロンゾン
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12174516702
かつてアレイスター=クロウリーが召喚した悪魔。
クロウリーは気付いていなかったが、それ以前にすでにメイザースによって召喚されており、クロウリーを破滅に導く旨の契約を交わしていた。
悪魔と呼称されるものの、既存のどの宗教や伝承にも属さない特異な存在。その重要性はエイワスに匹敵する。
契約に従って北アフリカから英国に渡り、クロウリーの第二子ローラの体を乗っ取ってローラ=スチュアートを名乗るようになった。
普段はローラの長い金髪の奥に隠れている。
窓のないビルで上条に敗北したクロウリーを始末し、学園都市を占拠。
SS-
アレイスター
http://r-s.sakura.ne.jp/w/i_m.htm
学園都市の最高権力者、学園都市統括理事長。
世界最高の科学者としての側面も持つ、 男にも女にも、子供にも老人にも、聖人にも囚人にも見える『人間』。
かつては世界最高最強の魔術師であり、 その実力は新約聖書に登場してもおかしくないレベルの、『伝説級の魔術師』と言われている。
その間で数千年を超える魔術の歴史は塗り替えられてしまったと言っても過言ではないらしい。
現在の魔術師の五割近くがアレイスターに何らかの影響を受けていると言われる。
新約18巻で、彼が『計画(プラン)』を目指すようになった経緯が明らかにされた。
ローズという女性と恋に落ち、リリスという娘を授かった。 ところが、位相の衝突によって発生した『火花』によってリリスは幼くして病死。
この事をきっかけに、アレイスターは世界の『運命』というものを片っ端から憎悪するようになり、 「この世界にある全ての位相を絶滅させ、位相に振り回されて不幸になる人を二度と出さない世界にして見せる」 という信念により魔術を絶滅させることを誓う。
その後エイワスによって新たに受肉したリリスに感動の再開をしたが、美少女になっている父親を目にしたリリスにぶん殴られた。
それでもしあわせになる事への恐れを抱いていたが、エイワスとミナからの「しあわせになる事から逃げるな」と言う言葉と、
かつて、最も暖かい時間での、伸ばした手が赤子に届いた記憶。 それをなぞるように、腕の中のリリスが彼の指を受け取って--
ここに、アレイスター=クロウリーの閃光は取り戻された。
そして未だコロンゾンに管理権が簒奪されたままの学園都市を活動停止に追い込みコロンゾンに宣戦布告、続けてローラを奪還するべく英国に向かう。
S+
フィアンマ
http://r-s.sakura.ne.jp/w/i_m.htm
ローマ正教禁断の組織『神の右席』所属の魔術師。 二つ名は『右方のフィアンマ』。
『神の右席』として振るう天使の力は、 『神の如き者』の持つ奇跡の象徴である『聖なる右』。
その力は圧倒的で、聖ピエトロ大聖堂を始めとするバチカンの数々の建物や魔術的な防護陣を容易く破り、 余波だけでも街を数百メートルに渡って瓦礫の山にするだけの力がある。
フランスやローマ正教に加えて、ロシア成教すらも裏から操って第三次世界大戦を引き起こした張本人でもあり、 ロシア成教とローマ正教、イギリス清教と学園都市などの勢力図の中に、 一個人である「右方のフィアンマ」の名前が入るほどに、その力は強大。
22巻では上条当麻と戦闘し上条当麻の右腕を切断・吸収した事で『神上』にまで至った。だが、謎の透明な『何か』によって上条の右腕が再生したため、 吸収した右腕から幻想殺しや器としての強度などの機能が劣化した。
その後戦闘により、世界の善意が悪意に打ち勝った影響もあって、徐々に第三の右腕の力が失われ、幻想殺しにより破壊されるまでとなってしまう。
S
オッレルス
http://r-s.sakura.ne.jp/w/i_m.htm
シルビアとコンビを組む魔術師で『魔神』になれなかった優しい青年。
魔神になるための一万年に一度あるかないかの希少なチャンスを、 子猫を助けるため棒に振り半端にしくじってしまい、魔神の座を隻眼のオティヌスに奪われてしまった。
数多くの魔道書の『原典』の知識を実用化し、 魔神としての力を振るう為に『北欧王座』を利用しており、その力は強大。
原石達の身の安全について武力を使った交渉を行うため、削板軍覇を狙い単身学園都市に乗り込む。
『北欧王座』を使い、武装した妹達九人と軍覇を軽々と打ち破ってみせるなど、実力の程が伺える。
S-
アウレオルス
http://www.animecharactersdatabase.com
パラケルススの末裔たる、チューリッヒ学派の錬金術師。18歳。
緑に染めたオールバックの、長身の男。 元ローマ正教の『隠秘記録官』
本編から2年前のある時、インデックスと出会う。
彼女の教師役となり、彼女を救うため何冊もの魔道書を書き続けたが、 逆に自分が彼女に救われていた事実に気づき、筆を進められなくなる。
そして一人の少女を救う為にローマ正教から離反し、全世界を敵に回した。
だが、3年の時を経て準備を整えた時には既にインデックスは上条によって救われており、 結果としてその努力は報われなかった。
黄金練成(アルス=マグナ)
端的に言えば錬金術の到達点。世界を思い通りに歪める力。世界の全てを呪文とし、それを詠唱する事で発動する。
本来ならば数百年かけても到達出来る領域ではないのだが、『偽・聖歌隊(グレゴリオ=レプリカ)』2000人による呪文の詠唱でその作業を並列化させ、研究期間、発動条件を圧倒的に短縮している。
実際には言葉そのものではなく、アウレオルスが「思った」事が現実化する。例えば「死ね」と思えば死ぬし、「忘れろ」なら記憶が消せる。更に細かく言うなら「内から弾けろ」という言葉を発した時は、対象は実際その通りになっても死亡する事はなかった。
バードウェイ
http://toarumajutsunoindex.wikia.com
『黄金』系有数の魔術結社、明け色の陽射しのボスとして君臨する少女。
魔術結社を纏めるに相応な実力と、年齢にそぐわない傲岸不遜な態度と貫禄を持っており、
その力はリチャード=ブレイブと協力していた魔術師の集団を適当な魔術で一方的に殲滅したり、
単独でポルトガルの魔術結社を一つ壊滅させたりするなど、凄まじいの一言。
その強大な力の正体は、「いつでも同じ動作で同じ術式を取り扱う」こと。
過去から延々と繰り返してきた、その積み重ねが、完全にピタリと合致した『動作そのもの』が魔術的記号となっており、
一年前の自分、一ヶ月前の自分、一週間前の、一日前の、一時間前の…という、
「過去の自分」が積み重ねたものが記号となって、彼女自身を強くしていた。
新約10巻では、インデックスと共に姿を現し、模倣神技による『主神の槍(グングニル)』を携えて上条らに挑む。
模倣神技
インデックスとレイヴィニア=バードウェイがオティヌスに対抗する為に編み出した術式。
インデックスの10万3000冊の叡智を基に『主神の槍』を再現し、
長い人生でもたったの一回限りという条件下ながらも『魔神』を殺せるかもしれない力を発現させる。術式を起動すると、掌から『槍』が生み出される。
これを投擲すれば『主神の槍』と同等の一撃が再現される。
A+
ミーシャ
http://divasoku.com
『御使堕し』でサーシャ=クロイツェフに降りてきた天使、 『神の力』が名乗っていた名前。
『御使堕し』で墜ちてきた際は、自分の元来いた位階に戻るため、 ミーシャを名乗り『御使堕し』の実行犯を探していた。
なお、初めて口にしたガムが気に入ったようで、当麻から何枚ももらっていた。
後にフィアンマがサーシャを素体とし、『御使堕し』を元に組まれた術式により再召喚された。
『自動書記』の遠隔制御霊装を組み込んだ杖により、フィアンマの意志に従って戦闘を開始。
二人掛かりで挑んだカーテナ=セカンドを振るうキャーリサと、 フランス全土の力を受けたデュランダルを持つ傾国の女を軽くあしらい、 科学の天使である風斬氷華と最強の超能力者・一方通行の二人を同時に相手取って優勢。
撃破にはアックアがその身に『神の力』を引き寄せることで力を50%程まで減衰させ、 上条がその存在を支える儀式場を破壊した上で、 一方通行が風斬のAIMを全力でたたき込まなければならなかったという、 大天使の名に恥じない圧倒的な能力を持つ。
A
風斬氷華
http://blog.livedoor.jp/kazakirimaria
9月1日にとある高校に転入して来た・・・と思われた高校生の少女。
その正体は虚数学区の一部で、AIM拡散力場が人の形を取ったもの。体温は炎使いが、生体電気は雷使いが…という風に、力の集まりが一人の少女を作り出してしまった。
9月1日の始業式にインデックスや上条当麻と知り合って友達になり、ゲームセンターで遊んだりと楽しんでいたが、 戦争の火種を欲するシェリー=クロムウェルに襲撃を受けたことをきっかけに、自身が『化物』であることを自覚してしまう。
ヴェントの学園都市侵攻の際には、切り札として追加モジュールを上書きされヒューズ=カザキリと化した。
凄まじい力を振るったが御坂美琴の力を借りたインデックスが打ち止めのウイルスを停止させたため元に戻り、上条に保護される。
第三次世界大戦の際にはエイワスとの会話を経て、己の友を救うためにその力を発動させる。
ある程度自由に自我を保ったまま天使化できる模様(尚、その移動速度は時速7000kmを超える様だ)。
トール
http://r-s.sakura.ne.jp/w/i_m.htm
『グレムリン』の正規メンバーを務める魔術師。
『グレムリン』の中でも特に直接的な戦闘行為を専門に担当する。
・強敵と戦闘を行い、「経験値」を得ることで『成長』する(曰く、自己鍛錬だけでは限界がある、とのこと)
・その過程で助けられる人は助ける
ということを繰り返している。
両手両足にはめたグローブの指先より噴出するアーク溶断ブレードを用いた戦闘を主体とする。
自前で出せるブレードの長さは数メートル程だが、グローブをミョルニルと接続し、魔力の供給を受けることができる。
そもそものトール神とは、農耕・製造・気象・季節・天候・災害などあらゆる全てを司った『全能』の神であり、 そしてその名を冠するトール自身の本来の力もまた、『全能』である。
この『全能』の正体は「絶対に勝てる位置に自動的に瞬間移動する能力」。
より厳密に言えば、トールではなくそれ以外の「世界」すべてを動かし、あたかもトールが瞬間移動しているかの如き現象を引き起こしている。
あらゆる攻撃を瞬間移動によって回避するため、この状態のトールは普通の相手には絶対に敗北しない。
A-
一方通行
http://toarumajutsunoindex.wikia.com
七人しかいないレベル5の一人にして第一位である、学園都市最強の超能力者。
8月21日の10032次実験中に、 計画を止めるため割り込んできた上条当麻と交戦。
毎度の如く自分に突っかかってくる「名声目的の雑魚」を追っ払うため、第一位の力を 存分に見せつけるが、幻想殺しに反射の壁を破られ取り乱し、劣勢に追い込まれる。
風のベクトルを操作し、学園都市中の空気を圧縮し高電離気体を作り出してまで応戦。
上条に重傷を負わせるが、美琴と、 皮肉なことに妹達の図らいによって風力操作を無効化される。
その後満身創痍にも関わらず、なお立ち上がる上条に驚嘆しつつも、直接触れて殺害するために急接近するが、 それが仇となってなし崩しのカウンターを喰らい敗北。
8月31日に打ち止めと邂逅。
今まで誰かを傷つける事しかできなかった一方通行は、「何かを変えられるかもしれない」と彼女を救うため奔走する。
その末に打ち止めの命と『妹達』の暴走を食い止めるも、天井亜雄に銃で頭を撃たれてしまう。
この一件にて頭蓋を損傷し、言語機能と計算能力の一切を失ったが、 冥土帰しの用意した機器でミサカネットワークから演算能力を補助してもらうことで 歩行時に杖を必要とするも
のの日常生活に支障なく行動できる程度まで回復した。
一ヵ月の療養の末、9月30日に退院。
同日夕方、アレイスターの命令で打ち止め奪取に現れた木原数多と交戦し敗北。
何とかその場を脱出し、追撃の猟犬部隊を能力無しの心理戦で撃退するも、 その一部を警備員に目撃され、指名手配を受ける。
その後再び木原と対峙、圧倒されるも演算能力を失った頭で謎の『噴射する黒翼』を発現。
説明不能の不可視力で木原を流星と化した。
ベツレヘムの星から放たれようとするユーラシア大陸を呑み込む程の天使の力を目の当たりにした一方通行は、彼を引き留めようとする打ち止めとの会話で、子供のような笑みを浮かべ、「俺もずっと一緒に居たかった」と伝えた。
直後、噴出するような『黒い翼』は氷が割れるような激しい音を立てて、純白の『白い翼』へと変貌。
外見の色彩から内面の本質までも切り替わり、頭には天使の輪も現れた。
はるか上空へと舞い上がった一方通行は『守るための戦い』を実感しながら、『天使の力』と激突。地上への大規模攻撃を防ぎ、数多くの人々を救う結果となった。
一方通行
運動量・熱量・光・電気量などのあらゆる力の向き(ベクトル)を観測し、身体の周囲を僅かに覆う保護膜(能力の射程)に触れたもののベクトルを変換できる能力。
どのベクトルをどんな向きに変換するかは能力者の意志で決定される。
デフォルトは「反射(ベクトルの反転)」で、自身に加えられた全ての攻撃を自動的かつ正確に跳ね返してしまう。
「あらゆる『向き(ベクトル)』を操る」という性質上、受動的な『反射』だけではなく能動的な能力としても優秀。
血液・生体電流などに代表される液体・電気の操作や、 鉄柱飛ばし、身体運動増幅、風の操作による120mクラスの暴風・竜巻の発生、 飛行、高電離気体(プラズマ)作成、細胞分裂の促進、レールガン以上の速度での石礫飛ばし…… などなど、戦闘方面に限らず多岐にわたる応用が可能。
保護膜に接してさえいれば密着していなくともベクトル操作が可能であり、 『膜に接触している』巨大な物体として、大気のベクトル(風)や地球の自転公転すら操作可能。
『黒い翼』『白い翼』は共に現時点では正体不明の力。
垣根帝督
http://surippa78.moo.jp/anime-information-site
暗部組織『スクール』のリーダーを務める少年。
超能力『未元物質』を所持する、学園都市第2位の超能力者(レベル5)。
アレイスターとの直接交渉権を得ようと画策し、 その手段として一方通行を倒して第二候補(スペアプラン)から第一候補(メインプラン)となることを目指し暗躍。
一方通行を相手にしても、反射の無害有害のフィルターを解析する事によって攻撃を有効化させたりと善戦したが、 その攻撃法則を反射に組み込まれ無効化された為に敗北。 追い詰められたことで『未元物質』を更に進化させたようだが、謎の黒翼を発現させた一方通行に成す術も無く「虐殺」された。
しかしその後、アレイスターの指示で回収されていたらしく、一応の生存が確認された。
とはいえ、同様にアレイスターに復活させられた麦野によれば、ネバネバした液体の入った容器に3つに分かれた脳をそれぞれ収めたり、 つぶれた内臓一つを補うために冷蔵庫よりもデカい機材を腹の横に直接取り付けたりと、 「未元物質を吐き出すための塊」になってしまったらしい
そして、新約5巻にて「人体細胞を構築する術」を使い、自身の損傷した内臓等を補い復活した。
その姿は初登場の15巻の時と比べると遥かに人間離れしていて、肌や髪の毛の色も「未元物質」によって作られている為か真っ白になっている。
しかしそんな時、自らが作り出した兵器の一つであるカブトムシ05が『マスターの命令に背くために自分が「垣根帝督」という柱に成り、 全てのシステム権限を奪取する』という予想外の反発をした為に本来マスターである自身の崩壊が始まってしまった。
未元物質
「この世に存在しない素粒子を生み出し(または引出し)、操作する」能力 。 及びそれによって作られた「この世に存在しない素粒子(物質)」。
「この世の物質」ではない以上、この世の物理法則には従わないし、 相互作用した物質もこの世のものでない独自の物理法則に従って動き出す。
垣根が未元物質を使う際は、基本的に天使のような白い6枚の翼の形になる。
白い翼は飛行や防御・打撃・斬撃・烈風・衝撃波・光攻撃などかなりの応用性を持つ。
恋査
http://r-s.sakura.ne.jp/w/i_m.htm
表向きには第一三学区にある大学附属病院の看護師で、患者さんにフレンドリーなあだ名を付ける変な一面がある。
しかし正体は『学園都市に七人いる超能力者が全て同時に統括理事会へ敵対行動を取った場合の対応策』として作られたサイボーグである。
本人の言及によれば「原理の一切不明な第七位を除く第一位から第六位までの超能力者と、 半径200m以内の任意の能力者から自在に能力を引き出すことが可能」とのこと。
なお現状で解析不能な第七位の能力は実現こそ出来ないものの、他の六人分の力でゴリ押しすれば撃破できるらしい。
作中では黒夜海鳥の窒素爆槍や御坂美琴の超電磁砲を始め一方通行も完全に実現し、さらには「黒翼」や「白翼」までも実現させている。
「もう超能力者いらないんじゃない?」と思えるような本機ではあるが、 その生産と維持費には学園都市を傾けさせるほどの予算が必要であり、量産不可能なワンオフ機となっている。
B+
インデックス
『必要悪の教会』所属の魔術師にして、禁書目録を司るシスター。
魔法名は『献身的な子羊は強者の知識を守る(dedicatus545)』、 「汚れを一手に引き受ける」魔道図書館としての正式名称は「Index-Librorum-Prohibitorum」。
長い銀髪と緑色の瞳を持つ、見た目14か15の少女。
普段は金刺繍の真白い修道服『歩く教会』を着込んでいるため、現代日本ではかなり目立つ格好をしている。
しかも『幻想殺し』により『歩く教会』を完全に破壊された影響から、 その布地を安全ピンで無理やり留めて修繕した物をそのまま着込んでおり、余計に変な格好になっている。
眼に映る全ての物を完全に記憶してしまう『完全記憶能力』という特異体質を持ち、 その名が示すように、世界中のありとあらゆる魔道書・邪本悪書103000冊をその頭に記憶している。
事情により生命力を練って魔力を作ることができない為、それだけでは何の脅威にもならないが、 彼女が誰かの手に渡るとなると話は別。
言わば、彼女は世界中にある10万3000冊もの原典を記憶の中で完全に複製した写本の図書館であり、 彼女の蔵書全てを手に入れることができれば、魔術師は『魔神』に至ることすらできるという。
10万3000冊の魔道書も「知識」として所持しているため、 黄金練成や天罰術式などの未知の魔術に遭遇しても、 既存の知識から正体・解法を導き出すという、まさに『魔道図書館』と言える解析能力を持つ。
戦闘においては自身が魔力を持たない関係上、 強制詠唱や魔滅の声といった、魔力を必要としない「声」や「歌」を利用する魔術を使用して戦う。
自動書記(ヨハネのペン)
インデックスの魔力を全て用いて掛けられていた魔術。
被術者の生命の危機など特定の条件を満たすと発動し、 全く感情が見られない機械的な表情で魔術の解析・解説を始める。
この術式は自動セキュリティでもあり、 その真価は、記憶から魔道書の中身を知ろうとしたり、 『首輪』に干渉した者を自動的に排除する所にある。
迎撃モード時は通常の『自動書記』時の特徴に加え、 眼球の中に血のように真っ赤な魔法陣が浮かぶのが特徴。
その際、一時的に魔力を解放し、10万3000冊の知識から敵対者の魔術を解析し、 最適な対抗手段を持って対象を破壊する。
キャーリサ
http://r-s.sakura.ne.jp/w/i_m.htm
英国女王・エリザードの次女。
『王室派』の一人で英国の第二王女。
姉・リメエアや妹・ヴィリアンに比べ、『軍事』の才能に秀でている。
当初は英国女王の平和路線の政策に従っていたが、 宗教サイドと学園都市との戦争に巻き込まれる英国の未来を憂い、秘密裏に『騎士派』を完全掌握。
『新たなる光』にかつて失われた霊装であるカーテナ=オリジナルを発掘・移送させ、 エリザードに反旗を翻す。
最終的には英国住民たちやアックアの協力を受けた上条にカーテナを破壊され、敗北を迎えた。
カーテナ=オリジナル
王家の者しか使えない慈悲の剣、カーテナのオリジナル。
歴史の中で失われ、行方不明となっていた英国最大の霊装。
キャーリサがこの剣を振るった際には絶大な力を発揮。
術者は天使長の天使の力を宿すことで身体能力が飛躍的に強化され、 剣からは全次元切断術式の発動と、他を寄せ付けぬ強さを見せつけた。
だがそれでも完璧に力を扱う事はできないらしく、 エリザードによれば、カーテナの力を完全に解放できれば人類の魔術で傷をつけるどころか、 本物の天使や『魔神』クラスでなければ拮抗することもできないだろうとの事。
B
傾国の女
http://r-s.sakura.ne.jp/w/i_m.htm
ヴェルサイユの聖女と呼ばれる、フランス国家の『首脳』、あるいは『軍師』。
頭脳戦のエキスパートであり、フランスの国家運営は大統領ではなく実質彼女が執り行っている。
英国でクーデターを起こした際のキャーリサも、「聖女が指揮するフランスこそが宿敵」と見定めている。
エリザリーナ独立国同盟のエリザリーナは妹。
容姿も彼女そっくりだが、白いゆったりとした布を基調とした華美なドレスを纏う。
表舞台・前線に決して現れず、更に『傾国の女』という特性から、ヴェルサイユに幽閉・監禁されていると考えられていた。
しかしそれこそがフランスが仕込んだ最大の策であり、実は自由の身であった。
ドーヴァー海峡における英国との戦いでは、ここぞという場面でその事実を明かし、デュランダルを手に参戦。
結果として奇襲は失敗したが、カーテナ=セカンドを振るうキャーリサと互角という、国家元首に相応しい実力を見せつけた。
後方のアックア
http://r-s.sakura.ne.jp/w/i_m.htm
イングランド地方出身の魔術的な傭兵。
魔術師としての一面も持っており、魔法名は「その涙の理由を変える者(Flere210)」。
外見は青系の長袖シャツを中心にゴルフウェアを連想させるスポーティな格好の茶髪白人。
数少ない聖人の一人でもあり、 その強大な力をもって、「占星施術旅団援護」、
「オルレアン騎士団殲滅戦」、「英国第三王女救出作戦」など、多くの激戦を潜り抜けた凄腕。
全長5mを超す巨大な金属棍棒(メイス)や、 巨大な剣の霊装であるアスカロンを聖人としての身体能力で扱うだけでなく、 神の右席の能力として『神の力』の性質を持ち、受胎告知との関係から『聖母の慈悲』を行使できる。
この『聖母の慈悲』の効果により、神の右席が使用できない通常の人間用魔術も使用可能。
それに加え、神の子と聖母の両方の身体的特徴をもつ『特別な聖人』で、二重聖人とも呼ぶべき存在。その力は同じく聖人である神裂火織を圧倒し、天使にさえ匹敵するほど。
ただし、二重の加護から得る莫大な力は非常に制御が困難であり、 通常の聖人に比べ『処刑』に代表される「聖人の弱点」に極端に弱くなってしまっている。
良くも悪くも「立ち位置に囚われず、世界で起こっている騒乱を最小被害で食い止める」為に行動している。
故に『ローマ正教と学園都市の全面戦争』を阻止するべく、 上条の幻想殺しを破壊しに単身現われた。
前方のヴェント
http://r-s.sakura.ne.jp/w/i_m.htm
ローマ正教・神の右席の一人である魔術師。
二つ名は『前方のヴェント』。
対応している天使は『神の火(ウリエル)』。
舌にピアスを留め、そこに腰の下まで伸びる細い鎖と小さな十字架を取り付けた若い女。
自身曰く『二〇億の中の最終兵器』。
魔術『刻限のロザリオ』を組んだのも彼女であり、魔術師としての能力も高い。
使用する術式は牽制用であるハンマーを利用した風の術式、そして最大の武器である『天罰術式』。
十二巻では単身で学園都市に潜入。
ほんの数十分で全警備員の七割を命を奪わずに戦闘不能に追い込み、 一晩でアレイスター・学園都市・上条・インデックスを潰すと宣言した。
続く十三巻でもその実力を遺憾なく発揮し、木原率いる猟犬部隊や上条を相手に立ち回ったが、 ヒューズ=カザキリの発現や幻想殺しにより追い詰められ、最終的には上条に倒された。
B-
神裂火織
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元天草式十字凄教女教皇にして『必要悪の教会』所属の女魔術師。
聖人の一人でもあり、 魔法名「救われぬ者に救いの手を(Salvere000)」を名乗る、ロンドンでも十指に入る実力者。
七閃など鋼糸を駆使した技や肉体強化魔術を使った白兵戦を得意とするが、 その一方でアックアの水の魔術と相殺できるほどの炎や氷の魔術攻撃もバカスカ放てる凄い人。
とはいえ、結界のような細かい魔術は苦手らしい。
肉体派な戦闘中心なため、幻想殺しと始めて対峙した際には、 切り札である唯閃を使わずとも難なく打ち勝った。
魔術的に優れる一方で科学関連の知識には疎く、 携帯電話程度までなら何とかなるが、最新機器レベルになるとお手上げ。
神の加護ゆえ幸運に恵まれてきたが、それは周囲の人間に不運を押し付けてしまうと言うことでもあり、 それに苦悩した末に天草教を出奔。弱冠12歳で単身英国に渡ることになる。
必要悪の教会に入ったのも、彼らが「不運」から身を守れるほど強かったため。
しかし裏を返せば、それは本来「仲間」であるはずの人間の強さを根本から信用していないということでもあった。
十六巻においてその事実と向き合い、 「仲間」と認めた天草式メンバーと上条の協力もあり、総力戦の果てにアックアを撃破。
再び女教皇の座へと帰り咲いた。
シルビア
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オッレルスとコンビを組む長身の女性。恐るべき相方であり、オッレルスの妻。
英国所属の魔術師であり、聖人の一人。
肩までかかる金髪に青い瞳、パッツン前髪の額のさらに上には大きなゴーグルを掲げ、 作業着のような服に白いエプロンを纏い、動き易そうな靴、という容貌。
王室派の近衛侍女にして王権神授制のトップに使える巫女としての役割も担っており、
そのためイギリス国内ではそれなりの地位を築いている。
騎士団長や神裂火織とも面識がある様子。
ボンヌドダーム(下女すなわちメイド)の腕を磨くため国外に出ていたが、 その先でオッレルスと出会い、彼の馬鹿を見ている内に馬鹿みたいな考えで彼を守る羽目になった。
戦闘ではシジルという技法を持って『天使の力』を操る。
新薬10巻におけるボスラッシュでブリュンヒルドとともに登場。
オッレルスがオティヌスに倒された事実を知らない上条の「オッレルスは来ていないのか」という質問に激昂し、 聖人としての純粋な怪力で上条を叩きのめした。
更にはオティヌスに対し「お前を殺せれば何でも良い、あのクソ野郎の復讐ができれば狂ったって良い」とまで発言。
しかし、ブリュンヒルドとシルビアの攻撃にオッレルスが介入。両腕を犠牲にして戦闘を止めた。
削板軍覇
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学園都市に存在する七人の超能力者の第七位。ナンバーセブン。
『原石』の一人でもあり、世界最大の『原石』であると言われている。
能力については詳細不明。
ひどく繊細かつ複雑で、それ故に研究者が手を出すこともできなかったという。
どういう原理で何が起こっているか全然わかっていないため、 そもそも超能力者に分類していいのかさえ本来は不明。
必殺技はよくわからない力で遠距離攻撃する『念動砲弾』こと「すごいパーンチ」。
通っている学校名は不明だが特に名門と言える所では無さそうである。
常に人助けに専念しているためか学校に登校しない日もしばしば有るようで、担当教師曰く『そのうちひょっこり登校してくる』らしい。
何かに付けて「根性」を引き合いに出す熱血ド根性バカ。愛と根性のヲトコ。
その一方で自分の能力を恐ろしく大雑把にしか把握しておらず、
なおかつそれすら学生である原谷程度の素人目にも間違っていたという体たらく。
熱血バカだが、良心的な性格と常識を持ち合わせており、傷つけられた妹達のため怒るなど根の部分は美琴に次ぐ善人である。
強力な力を振るう彼が第七位の位置にいる理由は、能力が複雑すぎる故に、 能力研究によって生み出される応用利益がどれ程のものか分からない為である。
その能力は一応レベル5に分類されるだけあって出力・応用性ともに高く、 すごいパーンチの他にも、
- 背後から赤青黄色のカラフルな煙が出る爆発を起こす
- 自身を中心にした変な爆発で、周囲の人間を吹き飛ばす
- 心臓はじめ体中に銃弾を撃ち込まれようがアイスピックで刺されようが、「痛い」程度で大したダメージを受けない
- 前方に立つ相手のもとへ踏み込み・顔を掴み・叩き付ける、その一連の動作を音速の二倍の速度で行う
- 落下してくるコンテナを、両手を掲げて空中で火山のように吹き飛ばす
- 何らかの得体のしれない力で体を包む。
- 絶対能力者への進化を始めた御坂美琴が放った雷撃を素手ではたき落とす。
- 「根性入れりゃ血は止まるし骨だってくっつく」
など強力かつ多彩な技を持つ。
10月の第二金曜日に学園都市との交渉のため妹達を倒して勝負を挑んできたオッレルスと交戦。
全力で立ち向かうも圧倒的な力で軽くあしらわれ、おまけに命もとらず見逃されるという大敗北を喫する。
そして敗北の事実と世界の広さを感じて得た希望を胸に、根性を入れ替え鍛え直す事を決意した。
C
食蜂操祈
http://kansuto.com
常盤台中学における最大派閥を率いる少女。
学園都市第5位の超能力者(レベル5)であり、能力『心理掌握(メンタルアウト)』を持つ。
彼女を知る者が想い抱くイメージは正に「女王サマ」であり、派閥の一員からは実際に「女王」と呼ばれている。
星の入った瞳、背に伸びるほどの長い金髪、長身痩躯、そのうえ巨乳である。
なお純粋な身体能力はかなり低く、ちょっとしたダッシュで息切れするほどの運動音痴。
しかしながら、それらの可憐な容姿とは裏腹に性格は陰湿、且つ倫理観や常識に欠けている部分が多々ある。
自称「『心理掌握』は人格高潔な私だからこそ制御できる力」とのことだが、 自分の能力で人の心を操る事に対して強い忌避感情は持たない。
本人が信頼を重視しないのと対照的に、派閥メンバーからの信頼はかなり厚い。
新約11巻で食蜂が「100%完全な私欲の為だけにメンバーらを操る」と宣言した際も、誰ひとりとして嫌悪感一つ見せなかった。
派閥メンバーそれぞれは食蜂のように特出した力を持つ生徒というわけではないが、 そもそも『常盤台中学のお嬢様』という時点で学園都市有数の強大な力を持っている事を忘れてはいけない。
ましてそれが食蜂への信頼と心理掌握のバックアップからなる完全な連携を発揮すれば、 下手な暗部組織では相手にもならない一大戦力となる。
新約11巻にて何度も示唆されてきた上条との一年前の出会いが描かれる。
かつて食蜂を守るためにデッドロックと戦った上条は重傷を負い、その際に行った食蜂の能力による応急処置で脳の構造が変化し、「食蜂操祈」という人物を正確に認識できなくなってしまっていた。
食蜂はそれを知りながらも、上条が自分を思い出してくれる奇跡の日を静かに待ち続けている。
他の多くの女性キャラ同様、上条をヒーロー視し、恋心も向けるが、自分の方から上条にキスするような積極的な描写は食蜂がシリーズ初である。
また、上条との思い出は彼女の中でも1,2を争う程大切なもので、 記憶と現場の景色に齟齬を感じて何者かが自身に記憶の細工を施したと知った時には今までにない程に激昂し、怒りを感じていた。
心理掌握
学園都市第5位の超能力者(レベル5)・食蜂操祈が有する、学園都市最強の精神系能力。
記憶操作・読心・人格の洗脳・念話・想いの消去・意志の増幅・思考の再現・感情の移植・人物の誤認などなど、精神に関する事ならなんでもできる十徳ナイフのような能力。
下位互換である心理穿孔(メンタルスティンガー)と同じく、その能力の根本は「水分操作」であり、主として脳内物質の分泌、血液・髄液などの配分の制御などによって精神に干渉する。
洗脳力の射程と処理能力としては、プログラム通りにオートで動かすならば少なくとも『学舎の園』中の三桁近い人間を同時操作することができ、身体の全てを掌握するような精密操作でも同時に10人程度は可能。
能力使用時にリモコンのようなものを操作しているが、これは能力の応用範囲が広すぎて、安定制御するために自分で『区切り』を設ける必要があるため。このように自分ルールで細かく区切らなければ、本人ですら能力の全容が把握しきれなくなってしまうのである。
御坂美琴
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中学二年生にして常盤台中学のエースに君臨する少女。
七人しかいない超能力者(レベル5)の第三位。
発電系能力者の頂点に立つ最強の電撃使い(エレクトロマスター)であり、 電気系能力の象徴として、必殺技でもある『超電磁砲(レールガン)』を自ら異名として名乗っている。
レベル1から努力のみでレベル5になった稀有な例として知られており、その功績は教育指導の模範とされている。
勉学においても優秀で、高校生である上条の宿題をいとも容易く解いてしまう程である。
更には、英数字で構成された18ケタの符号を一度聞いただけで暗記してしまう等、 元来の頭脳も凄まじいものである様子を窺わせる。
レベル5の名は伊達ではなく、 代名詞的な技でもある『超電磁砲』はもちろん、 砂鉄の剣や落雷、雷撃の槍などの攻撃技を持つ。
能力を活かした高度なハッキング技術も持っており、 トップクラスの情報処理能力を持つ初春に捨て身の防衛策を講じさせる程である。
そのハッキング技術を生かした大規模なサイバーテロも実行可能で、 絶対能力進化実験を巡る破壊工作ではこれによって実験施設の7割を一晩で再起不能の状態に持ち込んだ。
また、その後の麦野沈利との戦いでは電撃使いとしての能力・身体能力・格闘技術をフルに生かしており、 麦野の原子崩しを自身の能力で曲げたり、
至近距離から発射された4発の原子崩しは身体能力で全弾回避し、 麦野の高い身体能力を持って放たれる蹴りも数度に渡って的確にガードし、 最後まで致命傷を負うことはなかった。
そして猟犬部隊、上条当麻襲撃部隊、 ロシア軍独立部隊といった武装組織相手の戦いでは電撃使いとしての能力で一蹴し、 「一人で軍隊と戦えるほどの力を持つ」というレベル5の評価を見事に体現した。
人柄としては竹を割ったようなさっぱりした性格で、良くも悪くも直情的な人物である。
頭よりも先に体が動くタイプで気が短く、上条など年上相手であってもタメ口を利く等、 学園都市の学舎の園の一角を形成するお嬢様学校を代表する人物とは思えない程、勝気で活発な性格。
その反面、ヴァイオリン演奏を得意とするなどお嬢様らしい一面も数多く持ち合わせており、 レベル5の超能力者である事も相まって、多くの後輩や同輩から羨望の眼差しを向けられている。
それ故に、気軽に話が出来る友人が少なく、 黒子からは「輪の中心に立つことは出来ても、輪に混ざることはできない」と評されている。
本人も周囲から特別扱いされる事を嫌っており、 その裏返し故か、誰に対してでも分け隔てなく接しようとする一面が見られる。
また、頭より先に体が動く点や自分の損得に関係なく人助けに動く点、周りを巻き込まず自分一人で事件を解決しようとする点など、 性格的な面は上条当麻と酷似している。
寂しがり屋なところがあり、カエルのマスコット「ゲコ太」や小動物といった可愛らしいものを好むが、 動物達は彼女が常に放っている微弱な電磁波を恐れて寄ってこないという悩みも持つ。
可愛いもの好きはパジャマや下着等のセンスにも表れており、 特に下着は趣味が子供っぽ過ぎるため、美琴信者である黒子ですら引いていた。
新約13巻では上条と共に僧正からの逃走劇を繰り広げる。
学園都市第三位のレベル5である『超電磁砲』という強大な力が通用しない『魔神』という規格外の怪物と相対し、 しかし上条はそれに驚く事はなく、むしろ当然として受け止める。
ネフテュスや娘々からはそもそも存在しないかのようにさえ振る舞われ、 『常盤台中学のエース』のプライドさえもズタボロにされる。
「同じ場所に立っている」と思っていたが、それは勘違いで、もはや周回遅れにさえ感じる桁違いの領域をその身を持って体感する。
僧正から上条当麻の邪魔者、美琴が側にいるからその本質を発揮できないなどと全否定され、その上で上条に再び肯定されたが、 それもやはり、美琴の心を炙って「お荷物」にしかなっていない事を自覚させてしまった。
事件収束後、美琴は学生寮のシャワールームで壁に背を預け、掌で顔を覆って、唇を噛んで押し殺すように、 そして明確に、こう絞り出していたのだった。
あいつが…遠いッッ!!!
新約15巻では、上条勢力を襲撃して回っていた『絶滅犯』去鳴と戦闘。
上条当麻に追いつけない自分の非力さ、周回遅れのような取り残されてしまったような感覚に陥っていた彼女は、 砂鉄の剣や雷撃の槍、『超電磁砲』すらも打ち消す、上条当麻以上の力を持つ去鳴との遭遇に対して、 自らの理解が及ばないほどの脅威に対して、新たな可能性、新たなステージへ上がるための足掛かりを見つけたと笑みすら浮かべる。
上里翔流の右手が木原唯一に奪われた後、美琴も上条や去鳴と共に巻き込まれるようにして唯一からの攻撃を受けるが、 追撃を受ける中で対魔術式駆動鎧のスペア保管庫の一つに偶然辿り着く。
駆動鎧の一つに触れて、軽く干渉しただけで去鳴と相対した時以上の新たな可能性を感じ取ると同時に、 それを使う事で、成長の方向性を決定的に違えてしまうこと、「上条当麻の隣を歩くなら、絶対に進んでは行けない道」であることも理解する。
しかし、木原唯一によって上条当麻の死が迫ったその時、美琴はその能力でもって対魔術式駆動鎧を掌握。
激昂した美琴は新たな主に合わせて組み代わった凶悪な兵器群を用いて、唯一を退けるのだった。
逃げるようにしてその場から立ち去った美琴は、役目を終えて剥がれていく兵器群を気にも留めず、 科学の街には似合わないような言葉を紡ぎながら「掴むべき手掛かり」「登るべき高み」「目指すべき頂上」がどこまでも広がっている事を実感する。
その時、彼女の顔からはまるで何かの副作用かのように、かなりの鼻血が出ていた。
新約16巻では大熱波のさなか、A.A.A.を操って常盤台中学を中心にエレメントの撃退をしていた。
が、いかんせん使っている技術が技術なので身体に影響を及ぼしており、時折不意に鼻血が出るなどの副作用が出ている。
上条もこの事実に対して薄々感づいてはいるものの「美琴自身に魔術の心得が全く無いからどう説明して良いのかが分からない」というのが現状である。
超電磁砲(レールガン)
電撃使い系最強を誇る、第三位の超能力(レベル5)。
10億ボルトもの出力を誇る電撃に代表される、電流や電磁場を観測し操る能力。
代名詞である超電磁砲(レールガン)を始め、雷撃の槍や落雷などの強力な攻撃を操ることが可能。
単純な電撃のみならず、強力な電磁波によるジャミングや電波傍受、 磁力操作によってチェーンソー状の砂鉄剣を形成、または広範囲に渡って操る事もできる。
また、周囲の金属製物質や砂鉄を集めて範囲展開することで盾を形成するなど、防御行動にも優れる。
突出した戦闘力ばかりに眼が行きがちだが、電気信号の読み取りや操作も可能とし、電気錠やセキュリティの解除、携帯端末から書庫への進入、 ネットを介した研究所器材の遠隔破壊、 警備ロボの制御を奪っての遠隔操作、信号機トラブルを起こし交通渋滞を作るなどのクラッキングもできる。
そもそもセキュリティに関しては、それらの根幹をなす電子や電気を直接操れるため、ほとんど問題にならない。
技術的にはプラズマと化した気体の『陽イオン』に『電子』を組み込んで、再び『原子』に戻すことも可能。
他にも高速道路の柱の側面に立ったり、跳び付いて走るといった移動の補助を行うこともでき、 狭い路地内であれば周囲に磁力を放つことで浮遊しながらの移動ができる。
なお、常に電磁波を周囲に発してしまうため、猫を始めとした動物類には避けられる傾向がある。
麦野沈利
http://otanews.livedoor.biz
『アイテム』のリーダーを勤める女。
スラリとした長身で、ふわふわとした茶髪が特徴的。
学園都市第四位のレベル5であり、有する能力は『原子崩し(メルトダウナー)』。
7月24日の時点では第三学区のプライベートプールを借りっぱなしにした挙句そのことを忘れているようで、 金額に対しての無頓着さからもレベル5の財力の一端が窺える。
リーダーらしく、『スクール』の襲撃予想場所を割り出すなど頭は切れる模様。
しかし、気に入らないという理由で相手を殺したり、仲間の死をなんとも思わないととても残忍。
また、ミスを許せない人間でもあるらしく、 ミスをしてしまった場合はそれ以外の事で帳消しにしようと別の目的を見出そうとし、 それにこだわることで結果的に本来の目的にさえ意識を向けなくなる。
我侭で自己中心的、かつプライドが高い。その一方で自分が周囲からどう見られているのか気にする一面もある。
外見についても同様で、ストッキングを穿いているのは脚が太めなのを意識しているため。
水着の際にパレオを着用してるのも、その辺が理由と思われる。
滝壺曰く、思い込んだら一直線らしい。
戦闘能力は高く、それは自身の殺傷性の高い能力だけでなく浜面を何度も叩きのめした素の身体能力も含まれる。
なお、どこまでが素の身体能力か推測不可能な削板と「本人」の詳細が今のところ全く不明な藍花を除けば作中の描写を見るに素の身体能力は彼女がレベル5中最高である。
レベル5の格付けで破壊力では美琴を上回りながらも制御と応用性で劣るために4位になっている事もあり、順位に何らかの不満がある模様。
15巻では生存本能を放棄して最大出力まで出せば美琴を簡単に倒せるが、同時に自身の体もバラバラに吹っ飛び命を落とすと語っている。
その後も『アイテム』のリーダーとして、各種任務をこなし学園都市の暗部で内部粛清や治安維持を主として行っていた。
しかし10月9日に起きた『スクール』との戦闘においては垣根帝督にまったく歯がたたず、 素粒子工学研究所の防衛に失敗しピンセットを奪取されてしまう。
この後も『スクール』を追撃し反撃の機会を窺がうが、フレンダの裏切りにより『アイテム』の隠れ家を襲撃され、 滝壺と絹旗最愛が戦闘不能。
更にはフレンダの裏切りを許さずに粛清した為に『アイテム』は壊滅寸前になる。
だが、この時点で麦野は本来の目的を忘れ『スクール』を潰すことだけに固執するようになっており、 滝壺の能力を死に追いやってでも使い、『スクール』を追撃しようとした。
しかし、限界をむかえていた滝壺を死守しようとする浜面仕上と戦闘。
浜面をその圧倒的な力で追い詰めるが、彼女の無駄なこだわりの隙を突いた彼に重傷を負わされる。
そしてミスを許せない性格が仇となり逆上し、自身の能力の暴走で左手を肘から消失、その状態で反撃に出るが失敗に終わった。
その死闘(15巻)において目を潰され、銃弾を至近から撃ち込まれたという事実から死亡したと思われていたが、 死亡前にアレイスターに回収されており、19巻で冥土帰しが残した『負の遺産』の応用を用いて復活。
油脂系の『溶ける骨組み』を使って肉の再生ペースを整えた上で、急速な細胞分裂を促す代物らしいが、 麦野曰く、「本人はこんな使われ方しているなんて思ってないだろうけどねぇ」とのこと。
しかし、能力を再利用するために無理矢理再生された状態であり、 右目は無くその眼窩からは溶接のような青白い光が迸り、 千切れた左手の断面からは(『原子崩し』による)眩い閃光のアームが飛び出しているという完全にはほど遠い状態で現れた。
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22巻にてついに浜面と対峙。超能力者のプライドを捨て、体晶を使い能力を引き上げ全力で浜面を殺そうとした。
その際には数万にも及ぶ『原子崩し』の閃光を全方位に射出、『原子崩し』を束ねて20メートルもの巨大な鉤爪状にして振り下ろしたりと、さらに強大な力を発揮した。
が、体晶の適性が無かったこともあり拒否反応が出て、あと一歩の所でその場に倒れ伏す。
ボロボロの姿にたまらず駆けつけた浜面の必死の説得を受け、再度『アイテム』の仲間として手を組むこととなった。
この際に出た「お前は、滝壺を選んだじゃないか」との言葉から、元々浜面に何らかの好意を持っていた可能性も。
それもあってか再度手を組んでからは、滝壺を探す浜面を吹き飛ばし自分も体晶の影響で倒れそうなことをアピールしたり、 素養格付の存在を知り浜面のため激昂したりという意外な一面をみせている。
学園都市へ帰還した後は、絹旗と共に浜面をからかったりして過ごしている。
ただ、フレンダを殺害したこと、それが法的に処罰されないことについては思うところがあるようで、フレメアに自分が姉を殺したと告白することで、不器用ながらも罪の精算をしようとしたことも。
(フレメア本人が寝ぼけていたため内容を理解できず、未遂で終わっている)
失った右目と左腕はそれぞれ高性能の義眼と機能性重視の義肢で補っており、 顔の3分の1は特殊メイクで、全身に残る火傷の痕もカバーしており、 眼を覆う眼帯状のバンドも着けていて、間近で見ても分からないほど精巧なメイク。
義眼は機械の眼と生身の脳を接続しているという点から、機械からの情報を直接受け取る事ができる。
超電磁砲にて、ハーフパンツを穿いていることが判明した。
更に同じく、フレンダに「ボロボロのぬいぐるみを抱いてないと寝れない」という意外な秘密がリークされてしまっている模様。
(参考資料:超電磁砲単行本05おまけ四コマ)
本編での描写から好物は恐らくシャケ。
原子崩し(メルトダウナー)
学園都市第四位を誇る超能力者(レベル5)、麦野沈利が持つ能力。
本来『粒子』又は『波形』のどちらかの性質を状況に応じて示す電子を、 その二つの中間である『曖昧なまま』の状態に固定し、強制的に操ることができる。
操った電子を白く輝く光線として放出し、絶大なる破壊を撒き散らす。
極めて雑な表現をすると「全身からビームが撃てる」と思っていただければ概ね間違いない。
正式な分類では粒機波形高速砲と呼ばれる。
『曖昧なまま固定された電子』は『粒子』にも『波形』にもなれないため、その場に「留まる」性質を持つようになる。
この「留まる」性質により質量を持たない電子が擬似的な「壁」となり、『曖昧なまま固定された電子』を強制的に動かし、 放たれた速度のまま対象に叩きつけることで、絶大な破壊力を生み出す。
その絶大な威力は一歩間違えれば自滅する危険性も孕むため、本来照準は慎重に行わなければならない。
実際、怒りのあまり細かい照準を無視して使おうとした時には、発動と同時に自らの左腕を吹き飛ばしている。
絶大な破壊力を持つ反面、細かな応用や制御では『超電磁砲』に軍配が上がるため、第四位の格付けに置かれている。
研究者曰く、生存本能がセーブを掛けている為出力が抑えられているが、それさえなければ『超電磁砲』ぐらいなら軽く瞬殺できるらしい。
ただし、実際にその出力を出すと反動で麦野の身体も消し飛ぶとされている。