いまの会社で入社直後に適応障害になって、わずか 1 ヶ月で休職突入した話です。
適応障害とは
適応障害というのは病気ではなく、極端な拒否反応のようなものです。
「甘え」では決してなく、「がんばっているけど、うまくいかない」ことで自分を強く責めてしまい、体調面に影響が出てしまうものです。
適応障害とは、ある環境と自分の価値観のズレが大きいために、その環境に適応しようと努力するも適応できず、様々な不調を来たしてしまう障害です。
不調の種類は多岐に渡り個人差があるようですが、ボクの場合「頭痛」「動悸」が特に激しかったです。
適応障害の原因
「入社直後に休職って^^;」
と思うかも知れませんが、ボクも他人事だったらそう思ったでしょう (笑)
転職先の会社 (現職) は、社内のことをいろいろ教えてくれる先輩社員 (メンター) がついてくれる人事制度になっています。
新卒のメンター制度はよく聞くのですが、中途入社でもメンターつけてくれるとは手厚いなと関心していました。
だがしかし、今回はそれが裏目にでたのです。
この先輩社員 (A さん) がとんだクソ野郎だったのです (#^ω^)ビキビキ
A さんの振る舞い
- オフィスの中心でボクを辱める発言をし、わざとみんなの笑いをとる
- A さんがボケて、ボクがツッコミすることを強要される (MTG 中にも関わらず)
- とにかく暴言が多い
何かを聞いても「しらん!!」という回答、飲み会を断ると「あと誘いませんね」と言われる
入社 3 日でこんなストレスに付き合わされるボク\(^o^)/
今までにない体育会系?のノリに拒否反応きちゃったんですよ。
お笑いするために転職してきたんじゃないんやで!

ただでさえ転職自体にストレスを感じていたのに、ストレスを緩和させるはずの役割の人 (メンター) が余計ストレスを与えるという。
今はやっと苦笑できるようになりましたが、当時は全然笑えませんでした。
そして体調不良へ・・・
第一段階
相談しても、また暴言吐かれるのも辛いな・・・。

話しかけづらいな・・・。

という気持ちが日増しに強くなるばかりです。
更には休日でさえ 1 日中こればかり考えて、頭の中はグルグルしっぱなしでした。
答えのないを悩んでも解決策がないわけで、考え続けてるから頭はずっと高負荷状態なんですよね。
そのため慢性的な「頭痛」に悩まされることになります。
慢性頭痛の状態で、それでも A さんのことで悩むので更に頭痛は悪化しっぱなしでした。
第二段階
症状はここから更に悪化し「動悸」が追加されます (´・ω,';,';,',
ボクの危険な症状
- A さんの顔を見ただけで、頭痛 & 動悸
- A さんの声が聞こえるだけで、頭痛 & 動悸
- A さんの足音が聞こえるだけで、頭痛 & 動悸
- A さんからのメールがまったく読み解けない
※脳が読むのを拒否している感じ - A さんと一緒の MTG 中は何も頭に入ってこず、議事録も書けない
特定個人に対して、強烈な拒否反応出てますね。
こんな経験は初めてだったので、どうしていいかわからず A さんよりも自分を責めました。
ボクはなんてメンタルの弱いやつなんだろう。

ドクターストップと休職手続き
かかりつけの内科で相談したところ、さすがに動悸はやばいということで、ドクターストップが入ることになりました。

この症状は休まないとダメだよ、会社にちゃんと言いなさい!
- その場で診断書を書いてもらい
- そのまま会社に向かい
- 到着早々、上司に診断書を渡し
- 翌日から休職
というスピード休職でした\(^o^)/
「とにかく今日はこれで帰っていいよ」
という上司の指示のもと、休職手続き書類なんかは後日郵送で送られてきました。
休職中の過ごし方
休職中は「モンスター社員」の本を読み漁りました (笑)
自分の状況と似たような事例が書かれているので、
自分を似たような状況の人はたくさんいるんだなー。

人を潰すのが趣味の人って本当にいるんだな・・・。

と共感することで、これ以上自分を追い込まないようにするのに非常に効果的でした。
ちなみに、ガチで悪意だけで構成されている人は本当に存在するらしいです (((( ;゚Д゚)))
参考までに自分が読んだ本を紹介 (=゚ω゚)ノ
たった 1 ヶ月の休職と復職
休職したものの、期間はわずか 1 ヶ月。
自ら望んですぐに復職しました。
本当はもっと休みたかったのですが、入社 1 年未満の休職の場合、傷病手当 18 万円しかもらえず、とても生活できる状況じゃなかったためです・・・。
貯蓄がゼロだった自分が悪いのですが (´・ω,';,';,',
これをキッカケに金銭感覚を悔い改めることになったのでした。
復職後は、体調面も考慮していただき、別の部署へ異動ということで調整いただきました。
もちろん、A さんとはまったく関わりのないタスクです。
新上長からは、

無理せずに自分のペースで進めていいよ。

何よりも体調を優先してね。

通院が必要なら、遠慮なく早退してね。
とありがたいお言葉 (´;ω;`)
といっても、復職直後の人間に与える仕事なんてたかがしれているもので、半年くらいはヒマすぎる日々を過ごしていました (笑)
ヒマすぎることがキッカケでブログを始めました ( ・ㅂ・)و ̑̑
(復職半年後) パワハラ A さんと同じ部署になりそうになった
復職してちょうど半年後、4 月の大きな組織変更の時期に差し掛かりました。
部長に呼び出しをくらう

実はさ、今のままだと A さんと同じグループになりそうなんだけど、大丈夫?
大丈夫なんじゃないすかね?
※注: 何も考えていない

了解! ではその方向で進めるね!

ずいぶん時間経ったし、さすがにもう不調になるほどのことはないと高を括っていたのですよね (^p^)
やっぱダメだった
適当に返事をしたもの、冷静になると、いろいろなことを頭の中をグルグルし始めました。
また同じグループなるのか・・・。

あの人半端なくうるさいから、我慢でできるかな・・・。

拒否反応治ってるといいな・・・。

どう接したらいいんだろう・・・。

うまくやれるかな・・・。

またあれと顔を合わせる日々が始まるわけか・・・。

適応障害が再発
パワハラ A さんのことを想うだけで、激しい頭痛と動悸が襲ってきました。
A さんの存在自体がトラウマになってしまい、ボクの身体は A さんのことを考えるだけで拒否反応が起きてしまうようになってしまったようです。
とりま、休職時にお世話になった医者に相談しました。

当たり前じゃないか!!

数ヶ月でもとに戻したら症状逆戻りするに決まっているでしょう!

会社は何考えてるの (怒)
ごもっとも (笑)
上司に「無理ですわ」と伝える
すみません、想像しただけで体調悪くなってきました (泣)

おけ! 急いで組織図書き換えるわ!

急ですみません・・・。

いやいや、怪しいと思って相談したんだけど、異動前に分かってよかったよ。
A さんとは、やっぱ無理な感じ?

今後、一切関わり合いたくないですね!!

結果、A さんとはまったく関わりがないよう人事を調整していただけました。
A さんと同じ部署にされたら、2 度目の休職待ったなしだったことでしょう。
勇気を出して本音を伝えといてよかった・・・。
座席も同じフロアではあるものの、真逆の席になるよう調整してくれました。
彼に対する対応が完璧すぎて「過去にも似たようなことあったんだろうな」と勘ぐってしまいますね (^p^)
まとめ (適応障害を経験してみて)
とうとう自分もきてしまったか・・・。

これが正直な感想でした。
もちろん辛かったですが、意外とすんなり受け入れることができました。
メンタル障害が特に起きやすいと言われている IT 業界にずっといたためか、休職・退職した事例に慣れすぎていたせいでしょうね。
そして、そんな環境にいたおかげか「うつ病や適応障害はメンタルの強弱に関わらず誰にでも起こり得る」と事前に知っていたのも幸いでした。
だからこそ、自分がいざそうなったとき、
- すぐに医者に行き
- 迷わず休職して
- 復職後も素直に会社の好意に甘える
という判断ができたと思っています。
また、主治医 (産業医経験あり) から聞いた余談ですが、ほとんどの企業ではメンタル系のトラブルは日常茶飯事らしいです (笑)
人事部にとっては手馴れていることなので「迷惑がどうこうとかはあまり考えなくていいよ」と有難いアドバイスをいただきました\(^o^)/
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