上記の続編です。
前の記事では「新卒フリーランスはやめとけ」というところで終わりましたが、
今回は具体的な代替案として「スタートアップ企業」をオススメします。
よく見かける新卒フリーランスのメリット
- 好きなことができる
- 自分を高めることができる
- 煩わしい上下関係がない
- 時間を自由に使える (ライフワークバランス)
新卒フリーランスのそんな点に魅力を感じている人にはスタートアップ企業をオススメします。
スタートアップ企業は、企業形態を指す言葉ではありません。
簡単に言うと、新たなビジネスモデルを開発する起業で、市場を開拓する段階にあるもの。一般的に、創業から2~3年程度の起業を指すことが多いです。最近は日本でもよく用いられる用語ですが、アメリカのIT関連企業が集まるシリコンバレーにて使われる言葉です。この事からも分かるように、スタートアップ企業はインターネット関連企業に多い傾向があります。https://boxil.jp/mag/a63/
特に社員の生産性を上げるための職場環境作りがなされており、とにかく働きやすい環境を作ることに重点を置いている企業が多いです。
先に挙げた新卒フリーランスのメリットと比較してみましょう。
>好きなことができる
希望すれば、エンジニア・プロデューサー・デザイナー・ディレクターなんでもやれる。
>自分を高めることができる
企業の教育コストで高価な研修を受けることができる
小規模会社ゆえ、技術スキルに限らず、経理・広報・法務など個人事業主に必要な経験もできる
>煩わしい上下関係がない
社長を含めて平等なことが多いです
>時間を自由に使える (ライフワークバランス)
裁量労働制やフレックスタイム制を導入していることが多いため、やることをやってさえいれば好きな時間に出退勤することが可能です。
自宅からのリモートワークが認められていることも多いため、出社がめんどくさい日はそれを利用することができます。
このように、スタートアップ企業は柔軟に働くことができるため、
新卒フリーランスと遜色ない自由な働き方ができるのではないでしょうか。
なによりも自由を享受しつつも、20 代前半に必要な知識・経験を幅広く身につけるという、一般企業では相いれない要素を兼ね備えています。
その上、新卒入社という職歴も残り、安定した給与も見込めます。
企業といっても、商社や銀行みたいなお堅い年功序列のところもあれば、
やることさえやってれば細かいことは問わないというスタンスの会社も少なくありません。
後者の企業については、新卒フリーランスに求めている条件とかなり類似しているのではないでしょうか。
企業の新卒教育は内容も充実していますし、多額の教育コストがかかっています。これをタダで受けておかないのはもったいなさすぎます。
無料だけど超ハイクオリティな教育を受けて、ぜひ成長の糧としましょう。
そして企業に勤めている以上は終業後、休日は必ずあります。
その時間を使ってフリーランスになるための事業計画を綿密に作りましょう。そして予行練習として小さな形からでいいので事業を始めてみるのもいいでしょう。
会社が副業ダメだったらどうするって? 隠れてやりましょう。
どうせ辞めるつもりの会社なのでそんなこと気にしたらいけません。
- 好きな仕事をしつつ
- 時間に縛られず
- そして会社の経費でスキルを磨き、
- 安定した給料ももらえるためフリーランスになったときの資金になる
- 将来の自分の事業内容を練る期間にすることができる
スタートアップ企業なら、これだけのメリットがあります。
新卒フリーランスよりコスパよくないですか?
新卒フリーランスを目指すだけがやりたいことを実現する手段ではないです。
企業を選びさえすれば、社会に出ても好きな時間・好きなことで仕事をしていく術があるのです。
新卒フリーランス教に盲信し、新卒フリーランスという手段しか見えなくなっている方は、
フリーランスを目指す度胸があるならば、スタートアップ企業について調べてみてください、そして受けてみてください。
ブラックだったらどうするって? その時は辞めてフリーランスをやりましょう。
新卒フリーランスになりたいという意思は、新卒フリーランス教の教えでしょうか、それともあなたの意思でしょうか。
あなたの意思であるとしたら、新卒フリーランスを目指すのはまだ早すぎます。
自己分析・企業研究が足りていない証拠です。
企業は星の数ほど存在します。
安易に「会社勤め = 悪」と決めつけずに、自己分析・企業研究した上で自分に合った企業を探しましょう。
決して、逃げの手段としてフリーランスを選ぶことだけは止めたほうがいいです。
かくいう自分も「起業 = 自由」だと勘違いして、安易に起業してしまい失敗したクチです。
「新卒フリーランスでなくても、会社を選べば楽しい道はたくさんあるよ」という老害の意見でした。