6 月に入り、本格的に就活シーズン入りしましたね。
就活といえば、大学 3 - 4 年生になり有無を言わさずやるものだとおもっていたのですが、
最近は就職をせずに、いきなりフリーランスやビジネスを始める方もいるようです。
そういう成功例が豊富になってきたことや、在学中にビジネスを成功させることが容易になってきたからでしょうか。
会社勤めという呪縛を体験しないで済むとか羨ましくてたまりません。
ですが、時期を見計らったかのように先人たちが就活全否定している発言も散見されています。
- これから 40 年奴隷になり続ける人生でいいのか
- 何をしたいのか考えてない人は就活しないほうがいい
- 何のために就職するのか考えたほうがいい
- 他人と同じでいいのか
ネットビジネスでよくきくやつだ。
大きなお世話です(´・ω・)
むしろ何も考えていない多数派が、職を得るために行うのが就職活動なのです。
特に怖いのが、上の方々が、
新卒就職をせずに、いきなり新卒フリーランスを勧めるケース。
- フリーランス → 自由な働き方
- 会社勤め → 会社に縛られ磨耗するだけの働き方
極端に言うとこんな論理展開なのですが、安直すぎるので真に受けてはいけません。
そもそも仕事というのは、個人との相性が大事で、じぶんにマッチしていればどんな仕事だろうがストレスはほとんど感じません。
会社の有無は関係ありません。
そしてフリーランスが自由かというと、
知人のフリーランス達を見ていると、フリーランスのほうが不自由な気がします。
フリーランスということは、個人事業主なわけで、基本的に顧客からの仕事は断れません。
選り好みしてたら誰も仕事を依頼してこなくなるだろうし、生きていくために受けざるを得ない状況だって出てきます。
納期の仕事ための徹夜も普通のことです。
フリーランスなのに全然フリーじゃない (´・ω・)
1番怖いのはこういった話を間に受けて、
新卒フリーランスになることが、辛い就活から逃げる口実になってしまうことです。
フリーターと変わらないよ??
フリーターだとネガテイブなイメージけど、フリーランスだとちょっとカッコよく聞こえてしまう不思議。
会社勤めというと、昨今のブラック企業問題が強く押し出されているのもあり、未就業世代にはよく思われていないのかもしれません。
ですが、会社勤めが今の日本では標準の働き方のスタイルであるという事実は忘れてはいけません。
広く普及している = 誰でも適応できる可能性が高いワークスタイルだというの表れではないでしょうか。
案外フリーランスより磨耗しづらいのかもしれません。
また会社勤めの場合、ビジネススキルが身につける機会があります。
- ビジネスマナー
- メールの送り方
- 名刺交換の仕方
- ミーティングでの空気の読み方
- 他人を怒らせずに穏便に進める方法
自身がフリーランスでも、仕事上相手にするのは社会人です。粗相がないよう応対するのは当然です。
新卒フリーランスの場合は、これらを身につけずにビジネス社会に飛び込むわけで、あっという間に信頼を失うこと必至です。
「ビジネスマナー本に書いてあるって?」
本読むだけで覚えられるわけない ( ‘д‘⊂彡☆))Д´) パーン
結局のところ、何が言いたいのかというと・・・、
会社勤めもそんな悪いもんじゃないよ!!
とりあえず無心で新卒入社してみることをオススメします。
フリーランスと違い、ある程度のレールが敷かれている点に不自由を感じるかもしれませんが、適度な不自由があるからこそ心地よさを感じることもあります。
これは人それぞれです。
適度な不自由さが働きやすいと思ったら、会社勤めを継続すればいいし、
それでもダメだな思ったらフリーランスに転向すればいいだけの話です。
フリーランスは会社を辞めればいつでもなることができますが、
新卒入社は人生で一度しかチャンスがありません。このチャンスを生かさずに捨てるのは勿体ないです。
会社勤めとフリーランス、どちらが自分に合っているかは経験してみないと分からないことです。
安直に会社勤めを悪とするのではなく、経験してからの判断でも遅くはないのではないでしょうか。
少なくともフリーランスは、意識高い系の甘美な言葉に惑わされて目指すようなものではありません。
意識高い系の言葉を借りるなら、何事もチャレンジの精神です。
会社勤めにチャレンジ ٩( 'ω' )و