【書評】「レイクサイド」 東野 圭吾

投稿日:2017年4月29日 更新日:

東野 圭吾 「レイクサイド」の書籍レビューです。

 

読みやすさ: ★★☆☆☆

世界観: ★★★☆☆

感動: ★★★★

シナリオ構成: ★★★★☆

予想外の結末: ★★★★☆

総合評価: ★★★★☆ 

 

妻は言った。「あたしが殺したのよ」―湖畔の別荘には、夫の愛人の死体が横たわっていた。四組の親子が参加する中学受験の勉強合宿で起きた事件。親たちは子供を守るため自らの手で犯行を隠蔽しようとする。が、事件の周囲には不自然な影が。真相はどこに?そして事件は思わぬ方向に動き出す。傑作ミステリー。

レイクサイド

ミステリー小説の出来としては、なかなか素晴らしいものでした。

物語の途中に「ん??」と思うような伏線が置いてあったり、

主人公の妻が殺したにしては不自然な状況が盛りだくさんです。

真相解明のための伏線はちゃんと記述されているので、自身で推理したい方には最適な物語です。

概要に「主人公の妻が犯人」と書かれているくらいなので、当然真相はそんな単純なものではありません (笑)

「真犯人が誰なのか」という点では、「この人が怪しいな」「いや、やっぱこいつも怪しい」と考えながら読んでいくわけですが、

最終的にドンデン返しを食らったので、自分的に大好きな展開でした。

そうきたか!?

みたいな。

ミステリー小説なので怪しいポイント満載なのですが、

  • なぜ他の親子がこんなにも殺人隠蔽に協力的なのか?
  • 親子 4 組みの謎の関係とは?

といった不可解な点は徐々に判明してくるので、後半は一気に読み進めれると思います。

 

自分は

  • 前半: 2 週間
  • 後半: 1 日

というように、

後半の真相究明に惹かれて一気に読み込んでしまいました。

物語全体の雰囲気は、同じく東野圭吾が著書の「むかし僕が死んだ家」に似ています。

 

 

上記が好きだった人は、好んで読めるのではないでしょうか。

 

 



Copyright© てっぺのマネーハック.INFO , 2023 All Rights Reserved.