体験者の情報
※注: サイト管理者の体験談ではありません。
- 年齢: 37 歳
- 職業: ライター
- 借金の原因: 自身と母親の病気による収入不安定
- 借入先: 日本育英会、大学独自の奨学金
- 債務整理前の借金総額: 800 万円
- 債務整理後の返済総額: 0 円
- 返済期間: なし
- 相談した弁護士事務所: 大阪 しんゆう法律事務所
病気による収入不安定が原因で自己破産へ
借金の原因は主に
- 私自身が学生時代からうつ病の持病が悪化したり治ったりを繰り返し職を転々とし収入が不安定だったこと
- 母親は生命保険の外交員で収入が不安定で、奨学金を生活費に使いこんでしまったこと、大病を患ったこともあり無理ができない
といった状況が背景にあります。具体的な経緯を説明します。
「親戚の連帯保証人が自宅にのりこんできたことがきっかけで」
自己破産する1年前ほどから育英会が、本人や連帯保証人の元に督促状を送ったため、連帯保証人が「今すぐ全額払え、嫁さんがカンカンなんだ」と自宅にのりこんできたことがきっかけです。
今後の親戚との関係を考えた上で、現状支払い能力がなく、頼る先もないため、法テラスに電話し、弁護士事務所を紹介してもらいました。
負債総額は約800万にのぼっていました。
「弁護士から伝えられた衝撃の事実」
母親と共に大阪の弁護士事務所に行きました。
30代前半の男性でハキハキとわかりやすく今までの状況をヒアリングしアドバイスして頂きました。
弁護士からは任意整理を進められました。
なぜなら、自己破産するとローンが5~10年位は借りれなくなることが大変なデメリットだからです。
「自己破産すると、借金はゼロになり返済する必要もなくなります。ただし家や車といった大きな買い物は、分割でローンを組むのが一般的のため、それができなくなる事は将来に大きな影響を及ぼします。今日中でなくて結構ですので、一度よく考えて任意整理か自己破産かを選択して下さい」
と言われ母親と共にその日は帰宅しました。
母親と話し合いましたが、やはり返済する事は難しいと判断し、後日「自己破産」の申し立てをしました。
「自己破産手続きの書類の多さにビックリ」
そして後日弁護士事務所を訪れ、
- 氏名・生年月日・住所・連絡先・家族関係・収入・生活状況・借金時期・借金総額等を記入する「破産申立書」
- 借金理由や自己破産理由や経歴や生活状況を記入する「陳述書」
- 「債権者一覧表」
- 「今後の展望」
といった書類の提出を求められました。
特に事務所へ持参する必要はなく、FAXで可能でしたが、書類が多く時間を要した事を覚えています。
「自己破産をする際になぜ弁護士が必要なのか」
その後数ヶ月後し弁護士から電話があり、手続きは順調に進んでいることが伝えられました。
しかし連帯保証人の1人が「自己破産は絶対に許さない」と猛抗議し、弁護士事務所にのりこんできたと伝えられ、恐怖に陥りました。
それに対して弁護士は
「本人のところに来ることはないと思いますが万が一きた場合はすぐに連絡を下さい。こちらでも再度説得しておきますので安心してください」
と笑いながら語って頂き、とても救われたことを今でも忘れられません。
このような事は日常茶飯事らしく、弁護士が必要な理由を実感した瞬間でもありました。
それから約1ヶ月後に「弁護士事務所に来て下さい」と電話があり、伺うと
- 連帯保証人を納得させたこと
- 今回初めての自己破産のため、裁判所への出廷の必要はない
といった旨と、手続きはもうすぐ完了するということを伝えられました。
「自己破産手続き完了で弁護士から言われた言葉で涙」
約半年弱に渡る自己破産手続きは終了しました。
弁護士からは、
「どんな理由があろうと、今後は収入と支出のバランスをよく考えお金を使い、二度と借金をしない覚悟で過ごして下さい。生活を節約しながらうまくね」
と言われ、肩をポンポンと叩かれながら握手を交わしました。
「また何かあればいつでも気軽に相談して下さい。お金は少しの相談ならいらんから」
この一言には涙が出ました。
「自己破産後の生活の変化」
自己破産は最終的な手段です。
極力、任意整理などで対応する事をお勧めします。
やはり30代後半で家も車といった大きな買い物ができなかったり、ローンが組めないことは
かなりのデメリットです。
しかし、自己破産した事で
「絶対返さないといけないどうしよう。悪い事でもしてお金を稼ごうかな」
と追い込まれていた頃の事を考えると、精神的に非常に楽になりました。
そして6年経過しましたが、借金はしていません。
以前は収入の割に飲みに行ったり、遊びにいくといったような浪費が多く見られましたが、自己破産後は支出を最低限に抑えるようにしています。
祖母が認知症になったり、母親もガンになったりとありましたが、借金のことを気にすることなく介護に専念できているのも助かっています。
そして私自身も、うつ病と闘いかつ介護をしながら、やりたいことを探しつつ、ブログを書いたりしています。
おかげで、ツイッターは3500人弱のフォロワーがつき、文章を創作することが益々好きになり、まだまだ自己研鑽中ではありますが、ライターをしながら何とか生活を維持できるようになってきました。
今後は、自身の体調や介護事情を考慮しつつ、ライターとして文章を書く事に挑戦しつつ、新たな可能性も模索しようと思っています。
収入と能力を高めつつも、現在の恋人と結婚し子供の顔を見せることが、
迷惑ばかりかけてきた母親と祖母への恩返しと思い、それを目標としてがんばっています。
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