新しいマウスピース
作り直したインビザラインが届きました\(^o^)/
開始 1 ヶ月経過後からアタッチメント (歯の表面につける白いポチっとしたやつ) を装着したのですが、今回は初回からアタッチメント装着でした。
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【インビザライン】マウスピースを作り直した | シミュレーション動画も公開
思ったほど歯の動きが悪く、治療計画を見直してマウスピースを作り直したわけですが、
再計画後のマウスピースの数はなんと 96 枚と、2 週間ごとに交換していくと矯正完了まで約 4 年かかることに・・・。
スピード矯正「オルソパルス」
そこで先生に提案頂いたスピード矯正装置「オルソパルス」を治療に組入れることにしました。
オルソパルスを使った自己メンテナンスを追加することでマウスピースの交換期間を 14 日間から 4 日間にまで短縮することができます。
つまり 4 年の矯正期間を 1 年にまで短縮できるわけです!!
追加費用 15 万円也。
3 年短縮できるなら、15 万円でも安いと思ったのですよね。
オルソパルスとは?
オーソパルスとは
オーソパルス®(orthopulse オルソパルス)は患者さん自身が安全かつ簡単にご家庭でフォトバイオモジュレーション治療を可能にする世界初にして唯一の画期的な装置です。
カナダのバイオラックスリサーチ社によって開発され、2015年の秋にFDA(米国食品医薬品局)で認証を受けた世界最先端の医療機器です。
フォトバイオモジュレーションとは
細胞は、矯正力などのストレスがかかると一時的に本来の働きが弱った状態になります。
そのような状態の細胞に光をあてることで細胞の中のミトコンドリアが反応し、細胞のエネルギーを正常化させる治療。
それがフォトバイオモジュレーションです。
フォトバイオモジュレーションの原理
フォトバイオモジュレーションで活躍するのは、近赤外線という850nmの光。普通の光は組織表面で吸収されてしまいますが、近赤外線は歯の移動に関わる歯根表面まで光が届きます。
細胞の中のミトコンドリアに近赤外線が当たると、ミトコンドリア内膜にあるシトクロームCオキシダーゼが光に反応し、膜間スペースにプロトンを作り出します。
すると膜間スペースとマトリックス内とのプロトン濃度の差が生じ、プロトンが内膜を通過してマトリックス内に移動します。
この時にできる物質が歯の移動に有利な環境を作り出します。
・歯をスムーズに動かす
すべての細胞活動のエネルギー源であるATP(アデノシン三リン酸)が作られ、歯の移動で活躍する破骨細胞や骨芽細胞、線維芽細胞などの働きを活性化します。
・痛みをとる
血管拡張作用のあるNO(一酸化窒素)が作られ、歯根膜の血流が増え、痛みを減少させます。
要するに、
光 (近赤外線) を当てることによって「歯の動きをよくする」「痛みを軽減させる」の効果を得ることができるのがオルソパルスの仕組みのようです。
「光を当てて矯正の期間を短くするとか、胡散臭いな・・・」という当然の感想を抱いたのですが、
近赤外線は矯正以外の治療にも用いられていること
アメリカでは医療機器として認可を得ている
カナダ・アメリカ・ヨーロッパでは既に効果が認められている
日本でも治療に組み入れている矯正歯科が多い
ということもあり、そこまで怪しい品ではなかったようです (笑)
オルソパルスを開封
箱の中には、以下 3 点が入っています。
- オルソパルス本体
- 充電用の電源ケーブル
- 取扱説明書
オルソパルス本体はこのようなシンプルな作りになっています。
オルソパルスの使い方
オルソパルスの使い方ですが、
本体にはボタンなど付いておらず、扇状のシリコンの部分を口で咥えると自動で「ピピッ」と鳴り、光の照射が始まります。
光が照射されるからといっても、痛みや熱さはまったくありません。
5 分経過すると自動で「ピピッ」と鳴るので、自分で時間を測ったりといった作業は不要です。
自分の場合は「上右側」「上左側」「下右側」「下左側」の 4 箇所を 5 分ずつ、合計 20 分を毎日行っています。
毎日 20 分は長い気もしていたのですが、アニメ 1 本あるいは漫画 1 冊を見ているとあっという間なので、実際使ってみると全然気になりませんでした。
オルソパルスのメリット
マウスピースの交換期間が短縮
先生指示の通り、マウスピースは 4 日間隔で交換しています。
作り直したインビザインに切り替えてから 2 週間経ちましたが、すでにマウスピースは 4 つ目まで進みました。
交換が早すぎる!!
以前の 2 週間交換も経験している身としては、間隔が早くなりすぎて気持ちが追いついていきません (笑)
交換が早くなりましたが、新しいマウスピースのフィット感が悪いということもないのでオルソパルスの効果はしっかり出ているということなのでしょうか。
痛みが軽減された
オルソパルスの効果として痛みの軽減も挙げられていますが、これは実感あります!!
新しいマウスピースにしたときの何とも言えない圧痛・・・。
オルソパルスを使うと不思議と痛みが和らぐんですよね。交換直後は少し多めに使うようにして不快感を減らすようにしています。
マウスピースのフィット感アップ
インビザラインの効果を上げるため、チューイー (棒状のシリコン) を噛むように指導されると思いますが、
チューイーの他に、オルソパルスのシリコンを噛む作業も加わるため、尚更マウスピースのフィット感が上がった気がします。
オルソパルスのデメリット
シリコン部分が小さいため、歯全体をカバーすることができない
なぜこのサイズで製品作成したのか・・・。
正面から咥えるだけだと歯全体を覆うことができないため、全体矯正の場合は「上右側」「上左側」「下右側」「下左側」の 4 箇所に分ける必要があります。
連続使用は 2 回
そして 4 回使用する必要があるのに、2 回使うと充電を求められてしまうという矛盾を抱えています・・・。
追加で 1 - 2 時間充電すると使用可能になるので普段は気にならないのですが、帰宅が遅くなった日などは若干億劫になります。
ヨダレが溜まる
咥えっぱなしなのでオルソパルソスにヨダレが溜まります。
10 分使ったあとは洗面台でオルソパルスを外すことをオススメします。
デメリットもあるけど、矯正を早めるメリットにはかなわない
オルソパルス自体が新しい製品であるためデメリットも多いのですが、それ以上に矯正スピードを早めてくれるメリットにはかなわないでしょう。
矯正期間が 1/4 になるんですよ!!
いくらインビザラインがワイヤー矯正と比較して不快感や痛みが少ないからといっても、まったく無いわけではありません。
また手間もかかります。外食時でも歯を磨く必要があったり・・・。
自分のように矯正期間が長期な人にとっては、選択の余地のある治療法なのではないでしょうか。
(余談) インビザラインは本当に気づかれない
先日、職場の隣の席の「自分、矯正中なんですよねー」という話をしたところ、「えっ、そうなの!?」という反応をされました。
その人とは半年間、隣に座って毎日顔を合わせているのですが、まったく気づいていなかったようです。
今更ながら、インビザラインの目立たなさを実感した出来事でした。
インビザライン対応の矯正歯科はこれ!
歯科矯正は高額でかつ長期間に及ぶため、複数の矯正歯科でのカウンセリング内容を比較して、納得のいく矯正歯科選びをすることをオススメします!
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