ドリップケトルの使い方 (HARIO (ハリオ) ドリップ ケトル ヴォーノ)

投稿日:2018年3月31日 更新日:

お手軽なコーヒーの抽出方法として広く普及しているペーパードリップ。

 

ペーパードリップの味の決め手の1つにお湯の注ぎ方が挙げられます。

 

ドリップポット(ドリップケトル)と呼ばれるコーヒー専用ポットがあれば、

ハンドドリップの作業の精度がグンと上がります!

 

今回はドリップポットの中でも定番アイテムとも言える、

HARIO V60 ドリップ ケトル ヴォーノをご紹介いたします。

 

 

ドリップポットの利点

水量をコントロールしながら細く注水

通常のヤカンや電気ケトルは水を貯める本体のタンク部分から伸びる注ぎ口が太く短いため、

傾けると大量の水が急激に太く流れ出してきます。

 

一方ドリップポットは、タンク部分から長く伸びる注ぎ口が曲線を描いているので、

少量の水をゆっくりと細く注ぐことが可能です。

 

ハンドドリップでは蒸らしや注水などに繊細な作法を求められることが多く、

一般的なヤカンや電気ケトルでは安定した抽出を行うことが困難です。

 

ドリップポットを使えば狙ったところにピンポイントでゆっくりと注湯できるので、

抽出に失敗することが少なくなるのです。

 

注湯専用にして温度と危険を管理

ドリップポットを注湯専用にすることで、

適切な抽出温度を簡単に実現できます。

 

ドリップポットを直接火にかけた場合、

沸騰後に適度な温度に下がるまで待たなければなりません。

 

細かく管理するならば温度計を毎回使用することになるので、

なかなか骨が折れる作業となります。

 

そこで沸騰したお湯自体は一般的なヤカンや電気ケトルで用意し、

注湯専用のドリップポットに注ぎ替えれば、

適度に温度が低下したコーヒーの抽出に最適なお湯を簡単に用意することができます。

 

またポット自体を火にかけるより、

金属や樹脂製パーツなどへの負担が少ないのでポットの寿命が延びます。

 

またポット自体の温度が低いので、

抽出中に重度なやけどをする危険性が減るメリットも見逃せません。

 

HARIO V60 ドリップ ケトル ヴォーノの解説と仕様

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HARIO(ハリオ)は東京に本拠を置く1921年創業の、

耐熱ガラスメーカーです。

ビーカーやフラスコなどの理化学用品の製造、販売を経て

コーヒーサイフォンを開発し大ヒットを記録。

その後はコーヒー関連器具などのキッチンウェアを幅広く展開し、

数多くのコーヒーファンから支持されるメーカーとなっています。

それではHARIOのV60 ドリップ ケトル ヴォーノをじっくりと見ていきましょう。

今回用意したのはIH対応で実用容量800mlのVKB-120HSVとなります。

価格と使いやすさのバランスが取れた人気のアイテムです。

HARIO (ハリオ) ドリップ ケトル ヴォーノ

段ボールのパッケージには製品の特徴などが書かれています。

対応する熱源はIHの200Vと100V、ガスコンロ、エンクロヒータ、

ラジエントヒータ、ハロゲンヒータ、シーズヒータとなっています。

電子レンジやオーブンでは使えません。

HARIO (ハリオ) ドリップ ケトル ヴォーノ

パッケージを開封すると製品本体と簡単な説明書が封入されていました。

HARIO (ハリオ) ドリップ ケトル ヴォーノ

ポットの注ぎ口は適度な長さの流線型をしており、

根元から先端まで細口となっています。

HARIO (ハリオ) ドリップ ケトル ヴォーノ

ポットのボディは4段の波形形状となっており、

フタには取り外したときに逆さにおける樹脂製のフラットツマミが付いています。

HARIO (ハリオ) ドリップ ケトル ヴォーノ

ポットの取っ手は波形となっており、

指に適度に引っかかり持ちやすくなっています。

HARIO (ハリオ) ドリップ ケトル ヴォーノ

実際に持ってみるとハンドドリップをするのに丁度いい感じの重心となっています。

HARIO (ハリオ) ドリップ ケトル ヴォーノ

ポットの実用容量は800mlで、

ボディの波形の2段目までを目安に注水すると安全に扱うことができます。

 
HARIO V60 ドリップ ケトル ヴォーノの製品仕様は下記となります。

 

製品仕様

  • メーカー型番:VKB-120HSV
  • サイズ:幅27.4×奥行14.4×高さ14.7cm、口径/7.7cm
  • 本体重量:0.42kg
  • 材質:本体・フタ/ステンレス、フタツマミ・取っ手/フェノール樹脂
  • 生産国:日本
  • 実用容量:800ml (満水容量:1200ml)
  • IH対応、直火可、熱湯可

 

HARIO V60 ドリップ ケトル ヴォーノの使い方

ハリオ式ドリッパーでハンドドリップしてみます。

お湯は電気ケトルで別に沸かします。

 

step
1
ヤカンや電気ケトルなどで必要な容量のお湯を沸かします

HARIO (ハリオ) ドリップ ケトル ヴォーノ

お湯の温度を計測してみるとこの時点で100度近辺です。

 

step
2
沸騰したお湯をドリップポットに注ぎ替えます

HARIO (ハリオ) ドリップ ケトル ヴォーノ

 

お湯の温度はこの時点で92度程度に落ち着き、

抽出に最適な温度となります。

 

step
3
フタをして蒸らしの注湯をします

HARIO (ハリオ) ドリップ ケトル ヴォーノ

 

粉の中央にゆっくりと少量お湯を投入します。

 

step
4
蒸らし終わったら分量分のお湯を投入していきます

HARIO (ハリオ) ドリップ ケトル ヴォーノ

 

“の”の字を描くようにゆっくりと細く注湯していきます。

 

抽出具合を鑑みながら数度に分けて投入して終了です。

 

HARIO V60 ドリップ ケトル ヴォーノのメンテナンスと注意事項

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基本的に水しか取り扱いませんので、

水洗いの後にしっかりと乾燥させて保管します。

付着したコーヒー液が取れない場合は、

台所用洗剤を少量含んだスポンジ等で拭き取りましょう。

ポットを直接火にかける場合は水量や火の勢いなどに留意する必要があります。

水が少量であったり空のまま火にかけると茶色に変色する恐れがあります。

水が実用容量を超えていると沸騰時に水が暴れ、

注ぎ口やフタから熱湯が溢れやけどの危険があります。

また炎が底面より外にはみ出すと、

樹脂製の取っ手が破損したりやけどの恐れがあります。

ポット自体が高温になるので取り扱いには細心の注意を払い、

幼児がいるご家庭では手の届かないところに置くように心がけましょう。

 

 

まとめ

ドリップポットはハンドドリップの質を向上させ安定させるのに

必須のアイテムと言っても過言ではありません!!

 

HARIO V60 ドリップ ケトル ヴォーノは

価格と品質、扱いやすさのバランスがとれたアイテムなので

初めてのドリップポットに最適です。

 

ぜひ本記事を参考にして、

さらなるコーヒー道の追求に邁進してみてください。

 

 



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