温かいレギュラーコーヒーも美味しいですが、
暑い季節に味わう冷たいアイスコーヒーは格別です。
夏を彩るドリンクの1つですが、
いざ美味しいアイスコーヒーを淹れようとハンドドリップから始めるのは、
少々億劫なのが正直なところ。
できれば冷たいレギュラーコーヒーを手間をかけずに
冷蔵庫でストックしておきたいですよね?
今、そんなニーズに応えるアイテムとして注目されているのが
コーヒー粉に水を注いで放置するだけの
お手軽な水出しコーヒーポットです。
今回は水出しコーヒーポットの中でも使い勝手がよく人気のある、
HARIO 水出し珈琲ポットをご紹介いたします!
水出しコーヒーの特徴
低温の水でゆっくりと抽出するので、
コーヒー豆本来の成分が熱で変成することなく水に溶け出します。
水そのものの味や風味もダイレクトに反映されるので、
好みの水を用意するのがポイント。
お湯での抽出に比べて抽出力は弱いので、
深めにローストした新鮮な豆を多めに使用すると、
しっかりとした風味のあるコーヒーを抽出できます。
HARIO 水出し珈琲ポットの解説と仕様
製品仕様
- サイズ:幅13.8×奥行9.4×高29.4×口径8.8cm
- 本体重量:465g
- 材質:本体/耐熱ガラス、フタ・ストレーナーフレーム・ハンドルバンド/ポリプロピレン、メッシュ/ポリエステル
- 原産国:日本
- 出来上がり容量:1000ml、8杯専用
HARIO 水出し珈琲ポットの使い方
それではHARIO 水出し珈琲ポットで、
1000mlの水出しコーヒーを作っていきます。
粉の入ったストレーナーを水に漬けておいて抽出するという仕組みなので、
1000mlより少ないコーヒーを作るのには向いていません。
1000mlが多いという方は、600ml仕様の水出し珈琲ポットを
用意するのがよいでしょう。
step
1コーヒー豆を用意する
80g (8杯分) のコーヒー豆を用意します。
深めにローストした新鮮な豆がベストです。
浅めのローストの豆や古い豆では、
酸味のきついコーヒーになりやすく、
オススメできません。
おすすめコーヒー豆
コーヒーミルを持っていない人は、挽いてある豆を購入しましょう。
水出しコーヒー用は「中細挽き」がおすすめです。
-
「珈琲きゃろっと 初回限定お試しセット」のレビュー | スペシャルティコーヒーを堪能
続きを見る
step
2コーヒー豆を中細挽きにする
お湯にくらべて水では抽出されにくいので、
細めに挽いていきます。
80gなので挽いていくと結構な量となります。
step
3ストレーナーにコーヒー粉を投入する
ストレーナーにスプーン等でコーヒー粉を入れていきます。
メッシュフィルターの最上部あたりまで入れます。
step
4水を投入する
粉全体が湿るように、
ドリップポットなどで少量ずつ注水していきます。
水道水のカルキの匂いが気になるなら、
ミネラルウォーター等を用意するのがよいでしょう。
粉に水が吸収されるため、
注水量は約1150mlが目安となります。
メッシュフィルターの最上部まで水に漬かったら終了です。
滴下に時間が掛かりすぎるのであれば、
豆の挽き具合が細すぎるので、
次回はもう少し粗めに挽きましょう。
step
5冷蔵庫で8時間抽出する
ポットを冷蔵庫に入れて8時間放置します。
就寝前に注水して冷蔵庫に入れておくと、
朝には美味しい水出しコーヒーを楽しめます。
step
6ストレーナーを取り出す
8時間を目安に、
ポットからコーヒー粉の入ったストレーナーを取り出します。
ストレーナーを長時間入れっぱなしにしておくと、
想定外の雑味や酸味の元となりますので、
忘れずに取り出しましょう。
step
7出来上がり!
さあ、美味しい水出しコーヒーができあがりました!
ストレーナーを取り出したので目減りしたように見えますが、
約1000mlの水出しコーヒーが完成しました。
水出しなので抽出してから2〜3日で飲みきることをオススメします。
- コーヒー豆のロースト具合
- 挽き具合
- 抽出に使う水
- 冷蔵庫で放置する時間
これらによって、
濃度や風味が変化しますので、
試行錯誤して調整していきましょう。
水出しコーヒーを味わう
それではHARIO 水出し珈琲ポットで抽出した
水出しコーヒーを味わってみます。
まずは氷やシロップ、ミルク等は入れずに
冷たいままダイレクトな味わいを確かめます。
香りですが、
深めのローストの豆を使用したこともあり、
冷たいのにレギュラーコーヒーならではの、
香ばしい香りを感じます。
ひとくち口に含むと、
しっかりと濃厚な風味の味わいが広がります。
酸味はほどよく抑えられ、
スッキリとした飲み口で美味しいです。
お湯で抽出したレギュラーコーヒーが冷めた場合、
酸味を強く感じてしまいますが、
それがありません。
また水そのものが強く主張してくるので、
やはり氷やミルク、シロップ等でアイスコーヒーにアレンジしていただくのが
ベストかもしれません。
ということで、3層アイスカフェオレに仕上げました。
-
「3層アイスカフェオレ」の作り方 | 自宅でお店のメニューを再現
続きを見る
ん〜、これは旨い!
ほどよい苦みがフォームミルクの甘さを引き立て、
コーヒーとミルクの風味を存分に味わえます。
また水から抽出したので氷との馴染みがよく、
氷が溶けても水っぽさをあまり感じません。
今回はフォームミルクでアレンジしてみましたが、
スタンダードにガムシロップとミルクでも、
十分に美味しいアイスコーヒーになりました。
水出しコーヒーは夏の冷蔵庫に必須のアイテムですね!
HARIO 水出し珈琲ポットのメンテナンス