今週末は、「ふるさと納税」に関わる話題が多いですね。
町田市は 4 億円の赤字
年度末ということもあって、来年度予算に絡んで話が出てくるんでしょうか。
東京都町田市の石阪丈一市長は17日、新年度予算案発表の記者会見で、ふるさと納税による住民税などの控除額から市への寄付額を差し引くと、新年度は約4億円の赤字になるとの見通しを示した。
ふるさと納税は、基本的に都市 → 地方にお金が流れる仕組みなので、都心部の特産品のない地域の税収には響きそうかと思ってましたが、4 億はちょっと大きい金額ですね。
それに対して、町田市長。
「制度的にひずみがあり、(国には)修正するかやめてしまうぐらいのことをやってほしい」と訴えた。
言いますねぇ。こういう極端な発言、大好きです (笑)
ふるさと納税から自治体の本気度が分かる
町田市は「競争に巻き込まれない」との方針から返礼品は過剰にならない範囲に限定。
自分たちで控え目にしてたなら、税収減っても文句言えないと思うんですよね。
ボクは去年、ミカンばかりゲットしたんですが、
ミカンの箱を開けると、農家の方の手作りのメッセージが入っていたり、農家の紹介チラシが入っていたりと、ホッコリした記憶があります。
作ってる人ががんばっている姿を見ると、ふるさと納税でなくても購入したくなりますね。
また自治体のサイトにいくと「贈り物にもどうぞ」と書かれていたり、
言われてみると「そういう使い方もあったか!!」と思わされたりしました。
ふるさと納税額をちょっと追加して、
実家と祖父母にも送ったら、大変喜ばれました \(^o^)/
ふるさと納税はお礼品だけじゃない
返礼率とは関係なしに、
ふるさと納税の利用目的を明確にした上で、必要性を訴えて寄付を求めている自治体もあります。
RESTART! Challenge More! 挑戦し続けるまちへ「課題」を「価値」に ~ 北海道夕張市 ~
こういうアピールしているところは、「お礼品とかいらないから寄付してもいっかな」と思わせてくれます。
それだけの必死さを感じるからです。
努力不足じゃね!?
このように、地方の各自治体は、ふるさと納税の確保に知恵を絞りまくってるわけで、
それをしなかった自治体が「税収少ない (# ゚Д゚)」っていうのは、お門違いな気もします。
商戦とは無縁な役所の怠慢ですかね。
企業努力しないと収益がないのは民間企業じゃ当たり前のことですよ?
ふるさと納税なんて、
各自治体の税収の奪い合いのインフラなわけで、その土俵にも立たずに、試合放棄して何を言っているんだと思います。
総務省も苦言
寄付金に占める返礼率に上限を設けたり、ふるさと納税サイトの運営会社に不適切な返礼品を扱わないように要請したりすることを検討し、自治体の過度な返礼品競争に歯止めをかけたい考えだ。
返礼率ってのが難しいですけどね。
値段のない特産品もあるわけで・・・。工芸品とか。
以前問題になったイオン商品券・図書カード・クオカードや、未だにある iPad なんかは、関係なさすぎてあかんとおもいますが。
※Apple に金流しても意味ないだろうという
というか、「納税」っていう単語がズレてるのを先に直した方いいと思うんですよね。
確定申告した人なら分かると思いますが、厳密には「寄付金に対する控除」なわけで。
庶民でも分かるように「納税」というワード使ったと思うんですが、実態と離れたワードは辞めた方いいと思うんですよね。
とりあえずボクの出身地も、ふるさと納税したくなるような工夫してほしいと思いました。
チラっと覗きにいったら、「ふるさと納税」を募ってすらいなかったという。自治体の本気度ってこういうところに出てきますよね。