ふるさと納税を行う上で「還元率」の知識は必須です!
寄付と節税がふるさと納税の本来の目的ではありますが、せっかくならお得に返礼品をもらいたいですよね。
還元率とは何かの説明と合わせ、計算方法も学んでいきましょう (=゚ω゚)ノ
ふるさと納税の「還元率」とは?
ふるさと納税の還元率
↓
寄付に対してどのくらいの金額の返礼品がもらえるのか
ということ。
つまり「還元率の高い返礼品はおトクな返礼品」と言い換えることができます。
「還元率が高いと多く減税される」ということは無く、あくまで寄付額に対する返礼品の価値の話なので注意しましょう。
還元率の計算方法
返礼品は、あくまで「寄付のお礼」なので、自治体では還元率を公表していません。
しかし、自分で計算する方法はとっても簡単なのです!
どのように計算したらよいのか見ていきましょう。
ふるさと納税の還元率の計算式
ふるさと納税の還元率の計算式の基本は
「返礼品の価値」÷「寄付金額」× 100 = 「還元率」
この式さえ覚えてしまえば、どの返礼品でも還元率を計算できます。
ギフトカードなど、金額がはっきり出ている場合の計算は簡単です。
還元率の計算例
例えば、この「日本旅行ギフトカード(1万円分)」という返礼品。
「寄付金額20,000円で、10,000円分の旅行券」がもらえる内容なので、還元率の計算は以下になります。
- 10,000 円 (返礼品の金額) ÷ 20,000 円 (寄付金額) =50 % (還元率)
寄付金額の50%(半分)が旅行券で戻ってくるので、これは嬉しい高還元率品ですね♪
返礼品の金額の記載が無い場合
食べ物などの特産品は、どうやって還元率を出せば良いのでしょうか。
返礼品の金額の記載がない場合でも、計算式自体は同じです。
必要なのは「返礼品の金額価値を調べる」という作業。
調べる方法は、色々あります。
- メーカーのホームページで通常価格を調べる
- 返礼品の提供元から通常価格を調べる
- スーパーなどでの販売価格や、市場価格を参考にする
酒類やドリンク、日用品など、メーカーがはっきり分かるものは計算が簡単です。
肉や魚介類、米や野菜などメーカーがわからない特産品は、返礼品の提供元を確認し、その企業名をネット検索するとオンラインショップが出てくることがあります。
それでもわからない時は、スーパーの販売価格などを参考にしてみましょう。
ふるさと納税の規制見直しで”高還元率返礼品”が廃止?!
ここ数年、ふるさと納税が話題になるほど、寄付を集めたい自治体間での返礼品競争が急激に加速してきました。
自治体と関係のなく、しかも高還元率の返礼品を見かけることも多く、中には、還元率100%超えの返礼品も・・・!?
これでは、ふるさと納税の本来の目的である「自治体への寄付」から大きく外れてしまいます。
その為、2019 年 6 月から「ふるさと納税の規制見直し」がされる可能性が高くなっています。
寄付金に対する自治体の返礼品の額の割合が3割超の場合や、返礼品が地場産品でない自治体への寄付は税優遇の対象からはずす方針だ。
実際のところ、去年まで人気だった「amazonギフトカード」「高額家電」など高還元率の返礼品が、すでに返礼品リストから姿を消しています。
政府や自治体も、ふるさと納税のあるべき姿に向けて方向転換する動きを見せています。
今後は還元率はあまり重要視されず、品質の良い返礼品・応援したい活動がふるさと納税の基準になっていくのかもしれませんね。
ふるさと納税まとめ