糖質制限と筋トレは本気で正しくやればとても効果的という話です。
キッカケは金髪ポッチャリとの出会い
子供の頃から瘦せ型で、太ることなど微塵も想像していなかった自分です。
「太るやつなんて自己管理できてないだろ、フフン」みたいにデブをだいぶ小馬鹿にしていた痛い子です。
それが 25 歳を過ぎたあたりから、徐々に体重が増え始め、かつ見た目にも脂肪が増えてきたのを実感するようになりました。
それでもまだ自分は瘦せ型だと思い込むようにしていたのですが、ある日知人が投稿した Facebook 画像に金髪のポッチャリが写っていました。
ええ、自分のことですよ !!
写真という第三者を介した自分を見ると、自分の状況のヤバさに初めて直面した瞬間でした。
久しく測定していなかった体重・体脂肪率を測定すると、
- 身長: 170
- 体重: 64.9 kg
- 体脂肪率: 21.4 %
と瘦せ型だったつもりが、太り気味の体型になっていました。
「ここで痩せておかないと、70 kg まで一直線だわ・・・」と思い、フィットネスを利用しての本気のダイエットに着手しました。
トータルワークアウト
フィットネスは都内にある「トータルワークアウト」を利用しました。
芸能人の利用も多く、エグゼクティブ向けのフィットネスとして有名なところです。
また施設内にカフェも併設されており、糖質制限用の高タンパク質メニューが中心のプレートや、小麦胚芽を練り込んだ麺類などがあり、ダイエットに効果的な食事をここでとることができます。
気になる料金は・・・
入会金: 32,400 円
施設利用料: 21,600 円 / 月
※ウェア & シューズのレンタル込
アスレチックトリートメント: 12,960 円 / 月
※トレーニング前後のストレッチやマッサージ
トレーナー指名料: 3,240 円 〜 / 回
自分の場合、週 2 回通っていたので、
ジムの利用料だけで、60,480 円 / 月 かかりました。
「アスレチックトリートメント」というトレーニング前後で専門スタッフがマッサージやストッチ・アイシングをしてくれるオプションを付けましたが、トレーニング期間中の身体への負荷はとても大きいため、このオプションは必須かなと思います。
またこの期間中は食事も高タンパクで低脂肪のものを選んでおり、生モノが多いため食費は高くなりがちです。
またプロテインも摂取していたため、それらを含めると合計で、
毎月 10 万円
くらいはかかっていました。
月 10 万円と聞くと高いと思うかもしれませんが、
- 自分一人ではここまでのことはやれなかった
- 単に痩せるだけでなく、メリハリのある身体になれた
- 筋力アップと脂肪減少を同時に行えたので太りにくい体質になれた (現在進行中)
という結果があったため、妥当だったと感じています。
本気でやれば一生モノの身体が手に入ります (ドンッ
メニュー
筋力アップのトレーニングと、食事指導の両面で指導されていくことになります。
トレーニング
週 2 - 3 回のペースで、1 時間みっちりとマシンを使ったトレーニングをします。
1 回のトレーニングの種類は 5 - 6種類ほどです。それぞれを 2 セットずつ行うことになります。
トレーナーさんは負荷のかけ方のプロなので、ちょうど 2 セットの前半で限界になるような負荷がかかるような調整をしてきます。
そしてそこからは叫びながら追い込んでいくことになります (笑)
この最後の追い込みで身体をイジメることこそが筋力アップの秘訣らしいです。
毎回辛すぎて記憶が飛ぶほど追い込まれます。
食事制限
トレーニングの合間に食事制限についても説明を受けつつ、
3 ヶ月に 1 回のペースで、期間 3 週間の食事制限をします。
自分の場合は、2 クール行いました。
毎回トレーニング前に体重測定をするので、食事制限をサボっているとすぐにバレます。
3 週間の食事制限を終えると、体脂肪率の測定をするのですが、
皮下脂肪厚法(キャリパー法)という、身体の数カ所の皮下脂肪を摘む測定方法で計測されます。
↓↓こんな感じ。
デジタルの体脂肪計での測定は、体内の水分量によって値が左右されるため、
正確な体脂肪量を算出したい場合は、キャリパー法のほうがよいらしいとのことです。
食事制限のポイントは以下になります。
- 糖質 (炭水化物・糖分) をほとんど摂取しない食事に切り替える
- タンパク質をとにかく摂取すること
- 食事量は可能な限り増やし、回数も増やすように (1 日 5 回推奨)
特にそれまでは無意識に炭水化物を大量にとってきたので「糖質」断ちをするのが大変で、また食べ物にどれだけ糖質が含まれているのか知識がまったく無かったため、食べてよいものを探すのも一苦労でした。
食事制限中の食べ物
ここで自分が食事制限中にとっていたものを紹介します。
ツナ缶
手っ取り早くタンパク質を摂取できるのがツナ缶です。
ポン酢、わさび醤油など味のバリエーションの変更は可能ですが、食べ続けるとどんなに味を変えても口にツナを入れるだけで吐き気がするほど飽きがきます。
そんな時はコカコーラ・ゼロで流し込んでいました。
高タンパク&低糖質の食べ物としてツナ缶と並ぶのがサラダチキンになりますが、どっちにしろ食べ過ぎると見ただけで吐き気がしてきます。
そんな時でもコーラ流し込みで無理やり食べれる分、ツナ缶のほうが優れていると思いました。
コカコーラ・ゼロ
食事制限中はツナや鶏肉がメインの食事になるため、味に飢えるようになってきます。
特に糖分はほぼ取れないため、コカコーラ・ゼロで代用していました。
「糖質制限中に人工甘味料を摂取すると、脳が甘みを誤認してしまい糖質制限の意味がなくなる」という意見もあり賛否両論なのですが、
そうも言ってられないくらい甘味に飢えていたので、食事面でがんばっている分、多少のことは気にせずコカコーラ・ゼロをガブ飲みしていました。
たくさん飲んだからダイエットに影響がでるようなことはまったくなかったです。
1 ヶ月に 2 箱 (48 本) 消費するくらいのペースで飲んでいました。
前述のツナ缶流し込みにも利用したりと、これのおかげで食事制限を継続できたといっても過言ではないくらいお世話になりました。
プロテイン
食事だけのタンパク質摂取は辛く限界があるので、プロテインも併用してタンパク質を摂取していきます。
プロテインは何種類か試しましたが、ダントツで飲みやすいのがこの「ザバス アクアホエイプロテイン」です。
マジでこれは 1 度試していただきたい。
牛乳に混ぜないと飲めないものや、無理やり一気飲みしないと飲めないタイプのプロテインが多い中、スポーツドリンクと変わらない風味でまったく癖がありません。
そのためプロテインだと意識せずにゴクゴクいけます。日頃の飲み物代わりとしても全然いけるくらいサッパリとした飲み心地です。
プロテインに苦手意識を持っている方はぜひこのプロテインは試していただきたい一品です!!
1 ヶ月に 1 袋のペースで、水のように飲んでいました。
プロテインのシェイカーはこれを使っていました。
蓋がシッカリしているので振っても溢れることがなく、ボール状の針金が付属しているため、これを一緒に入れてシェイクすることで、プロテインの粉が玉になることなく綺麗に水に溶けてくれます。
サラダチキン
ご存知、糖質制限のお供にサラダチキン。
ハーブ味、レモン味などありますが、食べ過ぎると所詮はどの味もサラダチキンです。
1 日 2 - 3 個食べていたのでもう一生分食べた気がします。
もう食べたくない食べ物 No.1 です。
いきなりステーキ
ツナ缶とサラダチキンに飽きたら・・・、その 1。
週 2 くらいで、いきなりステーキに通っていました。
安く済ませるならリブロース、とにかく糖質を抑えたいならヒレがオススメです。
金に糸目をつけず、食費が潤沢な人は毎食いきなりステーキでもいいと思います。
ライスなしで肉だけ食べるので、多めの 300 - 500 g ほど注文していました。
低糖質パン
ツナ缶とサラダチキンに飽きたら・・・、その 2。
サラダチキンとツナ缶の味気なさとモサモサには本気で飽きてきます。何度も言いますが吐き気が起きるくらいです。
そんな時は低糖質パンを食べていました。
低糖質というだけあって、糖質量は
- クロワッサン: 1.3 g / 個
- チョコあんぱん: 2.1g / 個
と普通のパンよりかなり糖質が抑えられているので重宝しました。
結果
こんなストイックな生活を 6 ヶ月続けた結果・・・。
体重
64.9 kg → 59.7 kg (-5.2 kg)
体脂肪率
21.4 % → 13.8 % (-7.6 %)
ウエスト
77.8 cm → 71.7 cm (-6.1 cm)
筋肉量
48.3 kg → 48.7 kg (+0.4 kg)
体脂肪量
13.9 kg → 8.3 kg (- 5.6 kg)
体脂肪だけが綺麗に 5.6 kg 落ちてくれました\(^o^)/
さすがプロ監修は出来が違います。
注意点
上記の数字のうち、最も注目すべきは筋肉量になります。
1 時間のトレーニングを週 2 -3 回こなしていたにも関わらず、筋肉量はそこまで増えていないのです。
その要因として、糖質制限があります。
糖質制限すると実は脂肪だけでなく、筋肉も減っていくことになり、体重は落ちるものの代謝の悪い身体になり、結果リバウンドしやすくなるということに繋がります。
それを防ぐために糖質制限と並行して筋トレもする必要があり、
糖質制限で脂肪を落としつつも筋トレすることで筋肉の減少を防ぐ必要があります。
自分の筋肉量がさほど増えていない原因はそこになります。
糖質制限しつつ、筋トレで筋肉量の減少を食い止めていたということですね。
糖質制限での脂肪減少効果はとても大きいのですが、糖質制限だけではその陰で筋肉も落としてしまい燃費の悪い身体になってしまっては何の意味もありません。
糖質制限だけでなく、筋トレもバランスよく行うことがとても大事になります。
まとめ
6 ヶ月本気でトータルワークアウトをがんばったら、
- 体重: 59.7 kg
- 体脂肪率: 13.8 %
と 10 代の頃の体型に戻ることができました\(^o^)/
それにかかった総コストは
約 60 万円!!
金額だけみると大きいのですが、自己流だとここまで綺麗に健康に痩せれなかったので高い投資だとはまったく思っていません。
また終了後 1 年以上経つ今でさえ、体型を維持できているので一生モノと考えるとむしろ安いと思っています。
トータルワークアウトと同様に、高額でガッツリやるタイプのジムにはライザップなどもありますが、
他の方の体験談などを見る限り食事制限やトレーニングの内容はどこも大差ないように見えるため、高額フィットネスどれを選んでも大差なく、要はやる気の問題が大きいのかと考えています。
そして大金をかけたからといって楽なダイエット方法はありません!!
高級フィットネスの場合、高い分、楽に痩せられるというものではなく、
お金をかけた分、理想に近づくための管理をしっかりやってくれるというイメージが近いと思います。
本気で痩せようと思う人、体型を元に戻したい人、リバウンドしにくい身体を作りたい人は本当にオススメです!!
本当に辛いので中途半端な覚悟の人はオススメしません (笑)