誤って消してしまった記事を、ブラウザのキャッシュを使って復活させる方法です。
データベースの復元 (リカバリ) 失敗で記事が消えた
WordPress の復元処理の失敗で記事が消えてしまいました。
WordPress の復元 (リストア) をミスってブログが吹っ飛んだ (;´∀`)
WordPress プラグインのバックアップも利用し、復元できた記事もあったのですが、
それでも何件かは、バックアップ取得時間の関係で戻すことができませんでした。
ブラウザのキャッシュに残っているかも??
そういえば、
- 該当記事の執筆は WordPress のエディタを使いましたし
- 執筆後にブラウザでチェックしたので
もしかしたらブラウザキャッシュに残っているかもしれません!!
キャッシュを調査
インターネット接続を切る
作業中にキャッシュが上書きされることを防ぐために、先にインターネット接続を切ります。
有線 LAN ケーブルを抜くなり、無線 LAN を一時的に OFF にするなどしましょう。
ブラウザの履歴をチェックする
※Google Chrome の場合です
- [履歴] > [全履歴を表示]
で、ブログ執筆時の閲覧履歴を調べます。
ブラウザの履歴を調べる
この中から、
- WordPress エディタでブログ執筆時
- 公開後に記事チェック
の目的で閲覧してそうな履歴をチェックしていきます。
上記履歴の場合、
- 「WordPress > エラー」
→ 今は存在しない記事の閲覧履歴 - 「投稿の編集」
→ WordPress の記事作成画面の閲覧履歴
この辺が怪しそうです。
怪しそうな履歴をチェック
閲覧履歴の中から、
「WordPress > エラー」「投稿の編集」のページを片っ端からにアクセスしていきます。
ソースを表示
アクセスしたものの、「インターネット接続がありません」と表示されるはずです。
※記事は消えてしまいましたし、インターネット接続は切ってあるので
その画面上で、
- 右クリック > 「ページのソースを表示」
と選択すると、該当ページのキャッシュの HTML ソースが表示されます。
ソースを確認
表示された HTML ソースの内容を確認していくと・・・、
あった!!!
Google Chrome のキャッシュに、
消えてしまった記事の HTML ソースが残っていました!!
HTML に詳しい人は、これをコピペするだけで記事の復元が可能です。
「HTML なんて分からないよ・・・」という人は、上記ソースから記事に該当しそうな部分だけ手作業で抜き出すのが早いと思います。
ちなみにこの作業で復元させた記事はこちら。
まとめ
- 「バックアップで復元しきれなかった」
- 「書いたはずの記事がなくなった」
- 「予約投稿の記事を消してしまった」
となった場合でも、
記事の執筆や、公開後のチェックなどの作業をブラウザ上でしていた場合、
ブラウザキャッシュの中に当時のデータが残っている可能性があります。
諦めずにキャッシュの中を除いてみましょう!!