ブラック SEO を試してみましたが、被リンク程度だと簡単に Google から評価を頂けるというわけではないようです。
ブラック SEO とは?
ブラック SEO は俗称であり明確な定義がないので、自分の解釈で説明します。
Google の公式アナウンスでは、良質なコンテンツ (ユーザにとって価値がある情報) こそ検索上位がくるべきと言われていますが、良質なコンテンツであることを検索エンジンが認めてくれるまで、半年 〜 1 年以上という長い期間が必要になります。
そこで待つ以外の方法で検索順位をあげる SEO 行為をブラック SEO といいます。
現在のところ、自演リンクやキーワード詰め込みなどが有効だとされています。
自演リンクが有効な理由については、個人的な推測ですが、
「他サイトからたくさんリンクが貼られている (紹介されている) ので良質なコンテンツなのだろう」
と Google 検索エンジンにアピールすることができるからではないかと考えています。
自分が試したブラック SEO
施策概要
上記で記載した自演リンク作成によるブラック SEO を試しました。
具体的には、サテライトサイトという内容の薄いサイトを量産し、そこからメインサイトへのリンクを作成します。
ここでいうメインサイトはアフィリエイトで稼ぐために本気で作ったサイトを指します。
そしてリンクを作成する際、アンカーテキストにキーワードを詰め込むことで、そのキーワードの検索順位をあげることができます。
※アンカーテキストは「アンカーテキスト」のように、外部サイトへリンクするように設定されている青字の文字列のことです
たとえば「借金 ブログ」というキーワードの順位をあげようとした場合、「借金返済の参考になるブログはこちら」というアンカーテキストを作成します。
このようにサテライトサイト上の記事やトップページにアンカーテキストを埋め込むことで、アンカーテキストで使われているキーワードの検索順位が上がるということになります。
自分の施策例
以下は、具体的にどんな手法・環境で自演リンクによるブラック SEO を試したのかという例になります。
ちなみに費用は、4万円ほどです。
・サテライトサイトは 25 サイト
・サテライトサイトには、中古ドメインを利用
・サテライトサイトの IP アドレスは分散 (「123 サーバー」を利用)
・サテライトサイトの WordPress テーマも同一のものを利用しない
・サテライトサイトの記事数は各 50 記事ほどで、文書自動作成ツール (PSW) を利用
・1 つのサテライトサイトから、メインサイトへのリンクは 1 つのみ
・リンクのアンカーテキストは同一にしない
・リンクは一気に作らず、1 日に 2 〜 5 ずつ作成
ブラック SEO の結果
上記は、検索順位を上げようとしたキーワードのみの Search Console の検索順位と表示回数の遷移です。
※サイト全体ではないです
サテライトサイトを構築し、自演リンクを作成後、約 2 週間ほどで狙ったキーワードの検索順位や表示回数が急激に上がっています。
しかし上がったのも束の間で、一定期間を経た後、また圏外に飛ばされてしまいました。
自演リンク行為がバレて圏外に飛ばされた (ペナルティ) のかもしれませんし、
あるいはコンテンツ品質が順位に見合わないため順位を下げれただけなのかもしれません。
原因については Google 様しか知らないので、推測でしか語れませんが、
大量自演リンクをしたら、一瞬だけ順位が上がったがすぐに戻った
というのが、ブラック SEO を試した結果です。
こちらは別のキーワードの遷移になります。
検索順位が 100 位以降だったものが、ブラック SEO 後に 20 位台にまで上がっています。
ですが先の例と同様、短期間だけの上位表示で終わり、すぐに元の順位に戻されてしまいました。
順位が落とされただけで、Google から直接警告などはきていません。
ちなみに、ブラック SEO を止めて 2 週間ほど放置していたら、検索順位は復活してきました (2017/6/15 現在)
まとめ
「ブラック SEO なんて、サテライトサイトを量産して、リンクを貼りまくればいいだけじゃん」
と思っていたものの、それだけだと一瞬の効果で終わってしまいました。
設備投資が発生する施策なので、
他サイトなどを参考にしつつ、最大限の考慮をしたつもりでしたが、それでもダメだったので諦めることにしました。
ここから更に試行錯誤しつつ、効果の出る方法を模索するべきなのでしょうが、ブラック SEO は向いていないなと思ったのが大きいです。
サイト飛ばされることを考えると怖いよ・・・。
まぁこれに尽きます。
少ない資金で外注しながら作ったサイトが飛ばされるとか、ボクには耐えられません (´;ω;`)ブワッ
飛ばされたときのことを考えるとメンタル的に日々辛いです (笑)
大量のサイトを運用しており、かつリスクヘッジが可能なアフィリエイター向きの手法なんでしょうね。やはり。
ちなみにブラック SEO は賛否両論ありますが、個人的にはアリだと思っています。
メインサイトが良質という前提ですが、
メインサイトが良質であればいつかは SEO 効果が現れ上位に表示されるわけで、それを早めるだけの手段がブラック SEO だと考えています。
ブラックと名が付いているせいでマイナスイメージが先行しますが、単なる手法の 1 つといった程度のものなのではないでしょうか。
Google 観点であまりよろしくないというだけで、世の中には Google 以外の検索エンジンも沢山あるわけで、SEO の全てを Google 基準で考えてしまうのも世界が狭いなと思うわけです。
「SEO = Google」という図式になってしまう時点で、Google の影響度の高さが伺えるわけではありますが。
以上、ブラック SEO はお金がかかるので、慎重にやろうね!!
4 万円返せよ、このやろう\(^o^)/