昔は仲良しだった幼馴染たち。
でも、高校生になった彼らの距離はいつの間にか離れてしまっていた。
ヒキコモリぎみの主人公"じんたん"。
ギャル友達に流され気味の"あなる"。
進学校に通う"ゆきあつ"と"つるこ"。
高校に進学せず旅を重ねる"ぽっぽ"。
そして、仲良しだった小学生の頃から、それぞれが変わっていく中で変わらない少女"めんま"。
ある日、"お願いを叶えて欲しい"とじんたんにお願いをするめんま。
困りながらも"めんまのお願い"を探るじんたん。
そのめんまの願い事がきっかけとなり、それぞれの領域でそれぞれの生活を送っていた幼馴染達は再びかつてのように集まり始める。
今更ながら「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」を観ました。
泣いた (´;ω;`)ブワ
これ絶対泣くだろう!!
秘密基地作ったりした子供の頃思い出してしまいましたよ。
ノスタルジック。
子供の頃に仲よかった友達も、10 年も経つとなると、それぞれの立場も変わり、いわゆるスクールカーストのような当時の上下関係もガラッと変わってきます。
スクールカースト(または学校カースト)とは、現代の日本の学校空間において生徒の間に自然発生する人気の度合いを表す序列を、カースト制度のような身分制度になぞらえた表現。
引用: Wikipedia
子供の頃はリーダー格で人気者だった「じんたん」は、10 年後には進学失敗が原因で引きこもりになっているとか設定がリアルすぎてもうね・・・。
超平和バスターズの 6 人はそれぞれキャラが立っているので「自分だったらどのキャラかなー」と考えながら観ていた人も多いのではないでしょうか。
個人的に感情移入できたのは「ゆきあつ」でしょうか。女装的な意味ではなく (笑)
10 年経ち、高身長・イケメン・頭がいいキャラになったことから、昔は劣等感を感じていた「じんたん」に対して逆に優越感を持つようになり、罵るシーンは秀逸です。
自分自身も子供の頃は「人気者」「リーダー」といったポジションではなかったので、大人になって立場が逆転した幼馴染に対してのそんな気持ちは分からなくもないですねー。
ボクも中学の同窓会に参加する動機の半分は、底辺に転落したかつての人気者を見に行くことなくらいですから・・・。
とはいえ「じんたん」は引きこもりになってもリーダー気質で熱血なところは変わっておらず、
そんな「じんたん」に対して結局のところ劣等感を感じつつ、「ゆきあつ」が「ぐぬぬ」となっているところも「その気持ちよく分かるぞ!!」と思いながら観ていました。
本心は劣等感の塊なので、ちょっとした優越感に浸って誤魔化すしかないんですよね。
努力家が努力する所以って、所詮そんなとこなんですよね。
でもその誤魔化しすら覆ってしまうと、自分の存在意義が分からなくなってしまう。
それでも努力して自分を伸ばすしか手段がないため余計がんばってしまう。
他人事とは思えず、過剰に感情移入してしまいました。女装は理解できませんが。
ED テーマは 2001 年にヒットした ZONE の「secret base 〜君がくれたもの〜」です。
本作では超平和バスターズの 6 人が 10 年後に再会したということもあり、歌詞と作品が異常にマッチしていて尚更グッときてしまいます。